脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

Mozilla:Firefoxを知ってるのか?

2006-03-03 17:31:00 | IT News
Mozilla Japanセミナーが開催された記事が「@IT」に掲載された。。
そのタイトルが面白い。

「日本人はFirefoxがお嫌い?」

お嫌いかどうか聞かれているが、さて、ネットに繋げている日本人の中でどれだけの人が「Firefox」を知っているだろうか?
そもそも、我々のようなSEの中でも知ってる人間は少ないように思うがどうだろうか。

その前に、日本人SEはどれだけ仕事以外でITに関連する事に興味を持って取り組んでるんだろうか。
実際のところ、自宅にPCはあっても毎日電源入れるって人はそう多くは無いんではないかと思う。
しかも、自宅のPCをカスタマイズしたりする人は、かなり少ないんではないだろうか。
もちろん、これまでの自分の周りの人がそうだっただけかもしれない。
しかし、これまでプロジェクトごとに一緒に仕事する人が変わり、同僚でない他社の人と仕事をする機会が多かった経験からしても、仕事以外でそこまでする人は少ないように感じる。

新しいメンバーがプロジェクトに入ってきて、メーラーやネットの設定とか、事細かく手順書がないと設定できない人も多い。
じゃあそんな人の仕事ぶりが信頼できないかというとそうではない。
業務SEとして尊敬できる人も多い。

これは日本人に特有のことなのだろうか?
欧州や北米とかではそうではないんだろうか?

記事の中でFirefoxの世界でのシェアが書かれている。

欧州で20.10%、次いで豪州近辺の18.60%、北米の15.88%、アフリカの9.41%、アジアの8.81%、南米の5.79%だった。日本は中でも低く4%台


やっぱり日本人に特有のことのような気がする。
最初に目の前にそれなりに動くものがあるので、それが少々遅かったり、少々不便であったとしても、それはそれで満足してなくても使い続ける。
もっと良くならないのか、もっと良い製品は無いのかといった部分を「まぁいいか」という風に置き忘れていく。
逆にそれを進んでやっている人は「マニア」とか「オタク」と言われたりする。

本当は、そいう部分がこれまで多くの「動かないコンピュータ」を作ってきたんではないか、と私自身は思っている。

さて、Mozilla:Firefoxの記事の話に戻ると、Firefoxのシェアの低さは、つまり、認知度が低いんであって、嫌いとか好きとかの問題ではない。
シェアを伸ばしたいんなら、まず認知度を上げることだ。
もっと宣伝をすることだ。

それより、セキュリティの強固さに自信があるなら、そういう部分で企業や官公庁への営業を強化すれば一気に認知度が上がると思う。
これだけ情報漏えいが蔓延しているんだから、うまく言いくるめれば導入が進むんではないか。

前回書いたように、本当はそんな事をしたからといって情報漏えいが止まるとは思えないけど・・・

さて、Firefoxの使い心地はというと、IEより確かに軽く、使い勝手は良い。
今でもあるが、NetscapeとかMozillaとかも使っていたが、これほど軽快ではなかったと思う。

しかし残念なことに、プロジェクト内で使っているWEB掲示板(Lan内にある)が使えない難点がある。
それ以外は快調だ。

仕事でネットにつなげられないのは厳しい。
Oracleとかの企業に技術的な問い合わせが出来ないと作業が進められないこともある。

それなのに、プロジェクト内ではWin系のPCを使ってIEでネットにつなげ、OutlookExとかをメーラーにしていたりする。
いつウィルスに感染してもおかしくない。
ウィルスチェッカを入れていたところで、新しいウィルスには無力だ。
IEやOutlookの虚弱性を突いてくるウィルスが多いんだから、本当はそこまで考慮すべきかもしれない。
そこまで考慮できない我々SEの多くがそんなレベルなのである。

そのレベルを上げられるような事はなにか無いだろうか?