脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

自主トレ

2009-02-06 21:05:16 | 脳梗塞
今日で転院して5日目。
連日、3時間のリハビリをやってる。
さすがにぶっ通しでは厳しいので、1時間単位に区切ってやる。
リハビリには理学療法士が行う(PT)と、作業療法士が行う(OT)があって、3時間のうち2時間PTをやって、残り1時間でOTをやる。
PTの一時間はマッサージを含めてゆっくりした感じ。
あとの一時間は少しハードで、かるく走ったりする。
OTの方は指先の細かい作業だが、これもなかなか辛い。
ブロックもきれいに詰めないし、小さな爪楊枝のようなものを穴に収めるのもなかなか出来ない。
これほど不器用なのかと、現実をつきつけられる。
あまりにイライラするので、部屋に戻ってから自主トレをする。

方法は、ゴルフボールを掌でくるくると回すだけ。
右手では3個でも、素早く回すことができる。
よく見ると、5本の指を個別に微妙な動き、微妙な力で制御している。
しかも、自分の意志は「くるくる回そう」と考えるだけで、意識のない部分の脳が勝手に制御しているんやから、素直に人間はすごいと思う。

しかし、左手は全くそうはいかない。
無意識状態だと、そこに存在してるだけで動く気配がない。
そこで、動かそうと指令を送るが、命令したようにしか動かない。
ゴルフボールを回そうと意識すると、その意識した指だけが動く。
なんというか、歩き出した頃の小さな子供のように、ぎこちない感じ。

やっぱり、脳梗塞の部分が復活するんでなくて、頭の中で新しい回路が出来ていくような、それを実感する。

不幸中の幸いなのは、肌の感覚が正常に残っていること。
指先は特に、その指先で感じる微妙な感覚で無意識に制御が行われている。
回復にも、その感覚が残っているから制御しようという回路が動こうとするみたいで、回復は早めなようだ。
一か月前の二の腕が前後に動かせただけで喜んでたのに、かなりの高度なトレーニングをしている気がする。


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