CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ロードバイク乗りの寒冷純化(2)

2024-09-25 15:04:35 | ツーリング
 最高気温が15度ともなると、上下共にウィンター仕様になって行くのですが、何とも中途半端な気温なのです。春先は雪が消え残る最高気温が10度でも走りに行くのですが、秋は『寒冷順化』が上手くできないと、本当に走るのが辛く感じてしまうのです。春は極寒の冬の間で自然と『寒冷順化』は出来ているので、最高気温が10度でも走れるのかもしれません。

 春は寒くても気持ちは「さあこれからシーズンインだ」というモチベーションがあるのですが、秋は「シーズンはそろそろ終わりか」という気分で、モチベーションが上がらないのも大きいのかもしれません。
 内地に比べ北海道は夏も走ることが出来るのがメリットではあるのですが、夏は少し長くなっていますが、秋から冬はあっという間で、雪が降り始めるとロードの季節は終わりになってしまうのです。

 4ヶ月はロードバイクに乗れない時期のある北海道では、残り1ヶ月でロードシーズンは終わりとなりますので、もう少し頑張って走りたいとは思っているのですが、寒さに耐えながら長い時間走るというのもなかなか大変な年齢になっているようです。
 加えて、最近は暖かくなると風が強くなる傾向があり、風速が8mを越えるような日も多くなっているのです。これまでの夏場は風が弱くなる傾向だったのですが、今年は真夏日でも風が強い日が多かった印象なのです。
 暑い日に風があるのは生活ではありがたいことなのですが、ロードバイク乗りにとって強い風は大きなデメリットなのです。特にソロライドでは風は最大の敵なのです。個人的には風速が6m以下なら走りますが、6m以上だとライドは諦めてしまいます。
 



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怪物と神童の2強時代へ突入か?(4)

2024-09-25 09:33:26 | プロ・ツール
 一方、神童レムコにロードレースで対峙することになるポガチャルはマイヨジョーヌを3度、マリアローザは1度手にしているステージレーサーですが、ワンデイレースでも強さを見せる怪物です。クラシックレースのモニュメントも残すのはミラノサンレモとパリルーベだけ。ブエルタでマイヨロホを手にし、残りのモニュメントを征したらエディ・メルクスに並ぶ大記録に肩を並べることになるのです。

 レムコの2歳上のポガチャルは19歳の時にツール・ド・ラヴニールを征し、20歳でUAEチームエミレーツへ加入しています。同年ブエルタは初出場で総合3位になり、翌年にはツール・ド・フランスを征してしまうのです。
 ポガチャルはもともとは優れたクライマーで、上り坂で他の選手に差をつけられるのが最大の強みで、かつ非常にタフでクレバーな選手です。出場したレースでのKOM(登坂のセグメントを1位通過)を記録してしまうレベルのクライマーで、今年のツールでもガリビエとプラトードベイユの登坂記録を更新しているのです。

 最初はこの登坂能力の高さでステージレースを勝ちまくっていたポガチャルですが、2021年のツールでは最後の個人TTでログリッジを逆転するまでに成長を見せています。そのTT能力は年々向上し、今年はジロでガンナを、ツールではレムコを負かしているのです(共に1勝1敗ですが)。
 ポガチャルはクレバーで自分の欠点を知り、それを修正する能力が非常に高い選手です。若くしてツールを連覇したものの、2022年のツールではユンボ・ヴィスマの徹底的な攻撃に合い、ヴィンゲゴーに敗れ3連覇は阻まれてしまいます。翌年は怪我の影響もありヴィンゲゴーに連敗。こうして弱点を見せることになったポガチャルですが、今年はそれも修正し、ジロとツールのWツールを達成しているのです。

 今年のツールでレムコと初対戦になりましたが、レムコが骨折明けということもあり、ポガチャルの貫録勝ちという印象でした。最初の個人TTではレムコに敗れたものの、山岳での強さは別格でした。小柄なレムコもブエルタで総合優勝しているように登りもこなせる選手ですが、空力を活かして走るタイプなので、速度域が落ちる登りではパワーウェイトレシオで勝るポガチャルの強さが圧倒的でした。そしてそのパワーが年々増しているのですからまさに怪物といえるでしょう。
 



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