ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

外は猛烈な天気。

2010-12-12 20:56:53 | ペット
                    

 昨日の夜半からすごい風で、雪はそれ程降ってはいないのでしょうが、風に舞った雪が吹き溜まりを作ります。

 妻は明日病院で診察があるので、今日のうちから札幌へ行きました。これだけ吹雪くと、交通機関にも乱れが出るので、ダイヤは机上の空論みたいになります。

 高校の2年から東京で、北海道に帰ってきても札幌で生活していたので、猛吹雪とか零下20度なんていう経験はほとんどしなくなって、ダイヤの乱れなんてことはほとんど忘れていました。

 北海道に住んだ事の無い人は知らないと思いますし、今もそうなのかは分からないのですが、私が子供の頃は、気象状況によって、授業の開始時間の遅れや、繰り上げ下校などがありました。

 小・中学生の時は、朝6時の気温が零下20度以下だと、一時間遅れの授業開始になりました。たとえば、登校時間が8時であれば、それが9時になるわけです。零下25度以下だと、2時間遅れ。そして30度以下になると・・・待望のお休みになりました。高校生は確か30度以下で2時間遅れだったように思います。

 北海道でもそうそう30度以下になることは無く、ひと冬に3度位ではないでしょうか(私の田舎ではです)。札幌だと、いくら寒くても零下15度になることが一度か二度あるくらいではないでしょうか。

 で、零下30度くらいになると、車もまずセルが回りません。オイルも粘性が無くなって、エンジンも青色吐息という感じでした。今はオイルも良くなっているので、そんなことも無いとは思いますが。
 そんな感じで、昔はバスも電車も、零下30度とかになると動きませんでした。ですから高校でも2時間遅れで授業を始めるといっても、バスや電車を使って通学している生徒は、ま~休みですね。

 吹雪で学校が休みになるというのは、記憶的には余りありません。授業をしている最中に、窓の外が猛吹雪になると・・・先生が慌ただしく職員室に行きます。で、帰ってくると・・「今日はこれで授業を止めて、集団下校します」と、なるわけです。

  昔は雪が多かったように思います。高さ2メートルほど除雪した雪が壁を作っている道路が、吹雪で埋まってしまいます。そうなると道路の部分を歩く事はできません(だって歩くたびに2メートルも沈んでしまうんですから)で、どこを歩くかというと、除雪した雪の頂上を歩くのです。除雪した雪は少し黒く、また固まっているので沈みません。山の尾根歩きに似ているかもしれません。それでも吹雪で視界が悪いと、どこが道路かわからなくなるので、道の目印に木の枝を刺してありました。

 バブルの前、家を探していた私の元に格安物件の情報が入りました。札幌の東の外れの平屋の家でした。私達の手元のお金で買える金額で随分心が動きました。で、見にいきました。たぶん2月の末か3月のはじめ、雪がある程度ある時期でした。

 で、見ると・・・道路に木の枝が立っていました。大きな通りから少し入るのですが、地吹雪と除雪の悪さが思われて、買うのは断念しました。雪の無い時期に話があったら買っていたかもしれません。地盤も悪い地域だったので、買わなくて正解だったのですが、つくづく不動産は縁だと思います。

 またいつものように話がそれました。

 こちらに来て、自然の猛威を暫くぶりに感じています。嫌だし、生活していくのは大変なのですが・・・、心のどこかに懐かしさというか、大事なものみたいに思っている部分もあるように思います。

 妻は高速バスで札幌へいったのですが、予定より1時間遅れで着いたそうです。今日はキノコ仲間の母さんの家にお泊りさせてもらって、明日帰ってきます。明日の診察では右手に入っているピン3本を抜くそうです。ピンが入っていると腫れが引かなくて、痛みも取れない経験を左手でしているので、ピンが抜けるのを楽しみにしているようです。

 明日は天気も回復するようなので・・・朝から除雪です。