いつも「大聖寺実業高校学校日記」をご覧いただき
本当にありがとうございます。
さて、今年の立春は2月4日。春が待ち遠しいですね!
そこで、今日は地元・加賀市片山津町出身の雪の科学者・
中谷宇吉郎先生の立春にまつわるおはなしをご紹介させていただきます。
(この記事は、本校情報ビジネス科の課題研究グループがつくるブログ「実高ふれ愛隊日記」
から転載したものです。)
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「立春」は「冬至」と「春分」のちょうど中間で、あったかい地方では梅も咲き始めます。
先日、「中谷宇吉郎・雪の科学館」の指定管理を受託しているNPO法人
「 I Love 加賀ネット」の理事長・川口泰之さんからお電話をいただきました。
「ブログ拝見してますよ。頑張ってますね。実高ふれ愛隊の6人は、中谷宇吉郎の
『立春の卵』のこと知ってますか?」とおっしゃって、『立春の卵』のことを
教えて下さいました。
「昭和22年2月6日の朝、日本の新聞各紙は、日本や中国だけでなく、アメリカや
イギリスでも、『立春の日に卵が立つ』という中国の故事の再現実験が行われ成功したと、
写真つきで報道し、日本中が『立春の卵』の話題で大騒ぎになりました。
ところが、その記事を読んだ中谷宇吉郎は、朝食後すぐに実験を開始し、
卵が立つのは「立春の神秘」などではなく、いつでもどこでも「物理的に可能」なこと
(=接点が3つあれば立つ)を実証したのです。
ですから中谷宇吉郎は卵は割らなくても立つことを証明し、コロンブスの卵以来の
人類の常識をくつがえしたともいえます。そのことが『立春の卵』という随筆を読むと
よ~くわかりますよ。」そして「もうすぐ立春です。実高生のみなさんも学校で卵立てを
やってみるとおもしろいですよ!実験の結果を教えてください!」とアドバイスを
いただきました。
そこで、わたしたちは先生にもご協力いただき、地歴・公民科の授業で郷土学習として、
「中谷宇吉郎を知ろう!『立春の卵』・卵立て大実験」を行いました。
上の写真は、情報ビジネス科2年の実験の様子です。
卵はちゃんと立ちました!「やった~!」開始30秒でまず1個目が、そして10分も
たたないうちに、つぎつぎと7回も卵が立ちました。
あせらず、ひたすら、「卵は立つんだ!」という信念を持って、集中して続けると、
意外とかんたんに卵は立ちましたよ。みなさんも、チャレンジしてみてください!