12月9日(水曜日)、全校生徒に生徒指導機関紙『Smile(Vol.12)』を
配付させていただきました。保護者の皆様、ご覧いただけましたでしょうか?
今回の『Smile』では、マナーについて考えてみることをテーマに掲げています。
内容の一部を、抜粋してみました。お読み下さい。
◆「登り優先」
例えば、登山の場合、車などと同じで「登り優先」という原則(マナー)があります。
自分が下っている場合、登りの人が来たら広めのところで山側(斜面側)に寄って
避けるというのが基本です。このような登山者がいます。登山口から山頂までの
目標タイムを決めて、なるべく早く登ろうとしています。登山道は「登り優先」なので、
下ってくる人がいても声をかけず、スピードも緩めず、避けることもしません。
急いだおかげで、目標タイム通り山頂に到着できました。この登山者の行為は、
問題ないのでしょうか。 この登山者の行為には、問題はありませんが、残念ながら
マナーを理解しているとは言えません。登山における「登り優先」は、優先の方を決めて
おくことで、すれ違いの時にぶつからないように、というものです。ここで最も重視される
のは、“安全にすれ違うこと”であり、「登り優先」は絶対ではありません。
安全にすれ違うことができるなら、登りの人が譲るべきなのです。この登山者は、
「登り優先」を自分の都合の良いように解釈していると言わざるをえないのです。
◆何のために
このように何のために、そのマナーがあるのかを考えてみると適正な行動が見えて
くることがあります。 皆さんも不可解なマナーがあったら、一度じっくり考えてみて
欲しいと思います。