わさびは、性格がまっすぐな子で飼い主が言うのもなんですが、
ホント、可愛い子でした。
表情も豊かで、歳の割には写真うつりが良かったです。
毎日一緒にいていると終わりがくるのを忘れてしまいます。
その日その日、その子にとって大事な日なのに、
ただただニンゲンは普通の日常で流されていってしまって、
本当に愛情たっぷりで接することができていたのか?と考えてしまったりします。
長い闘病ではなかったのは、きっとわさび君の飼い主への思いやりでしょうか?
もっと苦労かけても良かったのにね。
症状が出てからが早すぎた。
飼い主は覚悟もなにもできてないです。
こういうことがあると、
ニンゲンの日常に流されずに猫さんとの生活を大事にしないといけないと、
再度確認することができます。
それは、わさび君にお礼を言わないと。
あとになってからあれこれと、
わさびの体調不良が徐々に進行していったのだろうと、
推察できることがあります。
まず、食事の量が減った。
それをもうひとりの飼い主に話したら、
「寝てばかりいるからおなかが空かないんだろ。」と言われ、
そうなのかな?と思ってしまったこと。
また、食事の量が減ったのが一番わかりやすかったのは、
出すものの量も減ったこと。
それも、寝ているほうがよくてあまり食べに行ってないからな、
と思ってしまったこと。
今まで食べることが好きな子なのに、
それをお歳で寝ていたいだけと思ってしまったこと。
あとは、いつも顔を近づけると大音量で、
ゴロゴロと言ってくれる音が小さくなっていたこと。
それも、眠くて面倒なのかな?
ごめんね、起こして~と飼い主が勘違いしていたことだと思います。
思い起こせばいろいろと後悔が出てくるのは、
猫さんが亡くなった時に感じること。
それは、毎回同じなのになんて学習能力のない飼い主なんだろ?
どうしても、お歳の子だと寝ること優先で安心してしまっていたのが、
もっと初期のころに発見できた病気なのかもしれないと思うと悔いが残ります。
それと、わさびは動物病院が大っ嫌いな子で、
病院へ行くと豹変して、台の上で「シャーシャー。」と言って、
ニンゲンのことを噛みつこうとするくらい、温厚なわさびとは、
まったく違った面を見せていたので、動物病院の先生も、
極力わさび君は病院へ来ないで済む方向で指導してくれていました。
それが今回は仇になりました。
少し食が細くなった?と思ったときに病院へ連れて行けば、
見つかった病気なのかもしれない。
いや、ごめん。
たぶん、近所の動物病院の先生の対応じゃ見つからないね。
そこの先生は、わさび君がかなり怖い子だと知っているので、
あまり触診をしてくれない先生たちだったわ。
だから、多少わさび君が体調が悪くても、
飼い主からの話で病気を判断するんだった。
だとしたら、今回の病気は見つからなかったね。
採血だけはしてくれたかもしれないけれど、
レントゲンやきちんとした聴診はしてくれなかったと思います。
だとしたら、今回の肺の病気だとしたら見つけられなかったね。
そういういろいろな要因が重なって、
わさび君は最悪のパターンへ進んでいってしまったのだと思います。
反省する点がたくさんあります。
初回で血液検査をしたところ、
肝臓腎臓ともに完璧によろしく、
ただ炎症数値だけが高くて、先生もなぜだかわからない状態でした。
その時、聴診をしてもらうとかレントゲンを撮ってもらっていたら~と
後悔してます。
みかんちゃんも、わさび同様、病院が大嫌いです。
先月だったか、シッコの調子が悪くて病院へ連れて行ったけれど、
持って行った尿検査と採血で、お薬を出してもらったけれど、
その日からみかんちゃんは、シッコがもれてしまう状態になり、
ケージ暮らしを2日間してました。
原因はわかりませんが、先生いわく、
「病院へ来たストレスが大きいかもしれないです。」と言われました。
今通っている動物病院の先生たちは(お二人とも女性)で、
猫さんのことをとってもかわいがっています。
病院には、ケガなど傷が大きな行き場のない猫さんを飼っていたりします。
親身ではあることは間違いないし、
自宅から近いので私の車の運転でも連れていける範囲なので、
ここに引っ越してからずっとお世話になっています。
設備がレントゲンと尿検査と簡易的な血液検査、
それとレーザーというくらいのものだけなので、
ちょっと検査的には物足りないところはあります。
良心的なお値段であることも間違いないので、
それだけの設備投資は難しいのだと思います。
そこで手に負えない病気に対しては、今回わさび君やもんち君のように
小動物医療センターを紹介されるわけです。
小動物医療センターは完全に医師の紹介がないとかかれない病院なので、
診察台に乗るだけで、はい1万円というところです。
その分、検査設備はめちゃめちゃいいです。
もんち君がまた6月にそちらでの再々検査があります。
ペット保険に入っていると少々お支払いは楽になります。
わさび君がお空へ行った場所はこちらです。
東京の府中市にある慈恵院です。
最後に行ったのがくーにんの火葬の時でしたが、
火葬場が新しく建て替えられていてとてもきれいでした。
家族葬というものを選んでいます。
家族立ち合いができて、ほぼニンゲンの火葬と同じ手順です。
ここは仕事も丁寧なので、我が家からは遠いのですが、
リピーターとなっています。
火男さんが、わさび君の骨を見てほめてました。
「骨が丈夫だったんでしょうね、とてもきれいです。
顔の骨の鼻の部分はこわれやすいのですが、
まったく壊れずにこんなにきれいですよ。」
と、
わさび君の頭蓋骨を手で持って見せてくれました。
あ、飼い主たち、骨は見慣れているので、
直視できるタイプの人です。
そうしたら、わさび君の前の2本の牙がしっかりとついてました。
キリっとした歯がです。
それを見て、感動してしまったですよ。
他の骨もきれいに整列されていて、
もちろん、のどぼとけも、めちゃめちゃきれいでした。
しっぽの一番先の骨まで、きれいにならんでいて、
これを見たとき、
「わさび君は、まだ死ぬべき猫さんじゃなかったんだろうな~。」と
思いました。
ふがいない飼い主で、ごめんよーと後悔ばかりです。
お坊さんでの読経が火葬する前と、
火葬して骨上げをした後と2回ありました。
骨上げをした後のお坊さんが言ってました。
「17年生きたのは、大往生ですね。
とても幸せでしたね。」と。
そして、「泣くのは今日1日にして、
明日からは前に向かって過ごしてください。
それが、わさび君が望むことですよ。」と言われました。
そうなんだろうけど、無理だなぁと心の中でつぶやいたのです。
小さい骨壺に入って、わさび君と自宅へついてから、
我が家の他のお空の猫さまたちがいる棚の上に、
わさび君も置いてあげました。
まあ、我が家はホントすごい猫数のお猫さまたちがいることと、
再度、見たりしてました。
今回のことで、とにかく多少のこととはいえ、
体調が悪い兆しが見えたら、しっかりと検査をするのが大事と
実感しました。
お猫さまが病院嫌いであってもできることをしてあげたほうが、
そのあと何かあった時の後悔よりはマシだと思います。
酸素室をレンタルするのも、
もうひとりの飼い主は、
「そこまで必要じゃないんじゃないか?。」という態度だったのですが、
動物病院の先生と私で、
「苦しそうですよね~。」と言って背中を押しました。
もし、酸素室をレンタルしないでもっと早く呼吸が苦しくなり、
わさび君が亡くなっていたら、
もう一人の飼い主を恨んでいたかもしれません。
恨まなくて済んだのは良かったことかしらね?
男性は、どうも病気に対して軽視するところがあるかな?って思うのは、
わたしだけでしょうか?
では、長々と失礼しました。
気持ちの整理がつかないと、こうやって文章を書くしかないかなと思います。
おつきあいありがとうございました。
お付き合いありがとうございます。
ランキング参加しております
よろしかったら、クリックお願いします