Uさん、こんばんは。
行きつけのカメラショップの中古カメラの在庫が急速に薄くなっています。
特に、SONY製品とミラーレスカメラとCanonのデジタル一眼レフの在庫が減っています。
以前は、SONYのミラーレスカメラは溢れるぐらいあったのですが、今は数えるぐらいしかありません。
残っているのものも、少し値が張るα9が中心です。
Canonの、EOS 5D Mark3からMark4あたりの基幹モデルがショーケースから消えました。
Rシステムの比較的新しいものは逆に増えてきています。R3発売の影響でしょうか。
NikonやPENTAXなど、他のメーカーはこの2社ほどではないようです。
ただ、近傍の繁華街にある、パソコンのリサイクルショップのデジタルカメラコーナーは、メーカーを問わず、品数が大分少なくなっていて驚きました。
引き合いが多くて、市中から急速に無くなっているのか、中古品の放出が少なくなって、店先のものが次第に数を減らしているのか、そのどちらもなのか。
最近発売された新型カメラが軒並み供給遅れになっているという話題は、一般ニュースでも取りざたされています。
元より、既売となっている現行の一部のカメラさえ、次々と受注停止になっています。
また、あるカメラは予約販売となっていて、注文しても受取りに2・3か月を要します。
現行品が予約だなんて、受注生産品ではあるまいし、以前の状況では考えられないことです。
デジタル一眼レフ(ミラーレスカメラ)のほとんどは、コモディティ化していて、市中在庫で大体間に合っていたのですから。
それと、ここ数年で発売されたカメラやレンズは、高額のものが多くなってきています。
一般の方がおいそれと買う事が出来ないような金額です。
まだ廉価なカメラはありますし、売り上げ台数の上位は、以前と変わらず比較的低額な入門機が多く占めています。
しかしながら。
Nikonなどはデジタル一眼レフの入門機の生産・販売を止めてしまっています。
経営ポリシーが変わってしまって、儲けの少ないデジタル一眼レフのエントリー機はもう取り扱わないのです。
こうした動きは、じわりじわり他のメーカーに波及するかもしれません。
ただ、Canonは市場占有率をかなり気にしているようなので、シェアが稼げるエントリー機の縮小は大分先でしょう。
ですが、いつかCanonでさえ、開発・販売方針を変えるかもしれません。
気が付かなかったのですが、以前は多く見られた10万円以下のダブルズームキットなんて、型式遅れか、オリンパスのものを除いて、ほとんどなくなっていまっているんですね。やはりカメラは高くなっているようです。
スマートフォンに押されて、カメラ自体が売れなくなってきていますから、メーカーでは単価を引き上げて利益を確保しようとしているのかもしれませんし、そうやって開発費を回収しているのかもしれません。
こうしたカメラの新規需要の減少は、結局中古カメラの放出の減少に繋がります。
中古カメラの重要の高まりは、恐らく、こうした新品カメラの入手困難性を受けたものなのでしょう。
勿論、全てのカメラショップでこのような状況になっているわけではなく、また、メーカー別によく見ると、以前同様、在庫状況が余り変わっていないものもありますから、今のところ、在庫の減少は一部における動きなのかもしれません。
けれど、構造的にはデジタルカメラの減少は避けがたく、この流れを受けて、中古カメラ(特に最近のデジタル一眼レフやミラーレスカメラ)の在庫僅少は次第に深刻になっていくでしょう。
人気のある機種から、次第に人気の無いカメラにその影響は波及しそうです。
さて、これからどうしましょう。
今日はここまでです。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう。さようなら。