αシリーズについて思い出したこと

2022-02-13 20:03:28 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

SONYのAPS-C判ミラーレスレンズ交換カメラである、α NEX-7についての付帯的な心象を記録します。

 

”NEX-”という名前が嫌です。

千葉県にある国際空港行きの、JR東日本の専用特急みたいな名前が嫌です。

 

あっ、成田エクスプレスの方は、Nのあとに、アポストロフィが付いています(N’EX)。

 

芋虫みたいな形の成田エクスプレス(N’EX)が嫌いです。特急なのに遅いですし。

だから、カメラの方の”NEX”という名前も、N’EXに引きずられて良くないイメージがあります。

 

SONYは、ネーミングセンスは際立って良い会社だと思っていますが、これはNEXは安直な感じがします。

いかにも!という感じが嫌です。

 

だからなのか、NEXは、NEX-6でやめてしまったようです。

数字の4桁で一統し、以後、NEXというサブネームは使っていません。

 

そういえば。

うっかりしていましたが、この”NEX-”前に、”α”が付いています。

 

実は”α”もあまり好きではありません。

 

ミノルタの新生カメラである、α-7000に賭ける意気込み・想いは分かります。

但し、カメラ名をタイプ打ちするとき、一々変換しなければならないのが面倒です。

アルファベットならば、ただタイプ打ちすればよいのです。

 

このように”α”を貶していますが、自分自身、ミノルタのカメラは比較的多く所有して来ています。

 

フィルム時代は、α-5xi、α-707si、α-807si,α-Sweetと使い、最後はα-9xiときて、

デジタル一眼レフは、α-7 Digital、α-Sweet Digitalと使いました。

 

ということで、ミノルタは好きなカメラメーカーです。

ミノルタは好き、でも”α”の文字は嫌い。とはいっても、AF以前のXDやMDは持っていないのだから、やはりαというカメラは好きなのでしょう。

 

ところでαシリーズは何種類か使いましたが、例のカードシステムは全く活用しませんでした。

当時、中古カメラ屋さんに行くと、色々なカードが沢山、しかも叩き売られていたのを思い出します。

 

ただのプリプログラムカードですからね。

自分でコントロールすれば良いのだから、要らなくて当たり前です。

 

そういえば、EOSのバーコードシステムもうまく行っていなかったはずです。

鳴り物入りの新機軸は、得てしてうまく行かないものです。

 

ソニー時代のαも、350は瞬間的に持っていました。

事情があって、未開封のまま右から左です。あっ、左から右かもしれない。

 

所有していたカメラの思い出を少し記録しておきましょうか。

 

ミノルタのα-707si、α-807siはシャッタフィーリングは実に安っぽくて嫌いでした。

AF前のミノルタカメラのシャッターフィーリングは実に素晴らしく、α-7xiまではまずまずでしたが、この両機は本当に酷い。

ポコポコと極めて安っぽい。

 

このことについて、当時から今迄に言及しているものは殆ど目にしていませんが、自分としては非常に気にしている部分です。

確か、この両機のシャッターの機能・機構的なものが理由としてあって、この安っぽいシャッターフィーリングとなっていたと理解していたのですが、それは忘れてしまいました。

 

α-807siは、レンズ内臓フラッシュのガイドナンバーを大きくするために、膨らんだペンタ部が無様なでこっぱちデザインです。

 

これらが嫌で、両機は買ってはみたものの、直ぐに手放してしまいました。

だから、α-707siとα-807siの記憶は殆どありません。

24㎜から始まるズームレンズをミノルタが出していて、これが欲しくてこのズームレンズに対応できるカメラであるα-807siを買ったんだ、と思い出すぐらいです。

 

α-9xiは自分のフィルム常用時代の最後のカメラになりました。

Canon EOS-1Vは本当に素晴らしいカメラで、所有したフィルムカメラのNO.1ですが、それと並んでα-9xiも素晴らしいカメラでした。

カメラの性格や操作方法違いはあるものの、根本的ところでプロフェッショナルカメラであることを基調とした両機は、本当に甲乙つけがたいと思います。

 

で、α-9xiです。

1万2000分の1のシャッタースピードを持っているプロフェッショナル用カメラの位置づけです。

プロ用カメラは耐久性を考慮しているため、堅牢で造りの良いものが多いのですが、α-9xiも例にもれず造り込みの良さがありました。

 

シャッターは、ダンパーを内蔵していないためか、そのショックがダイレクトに響いてきます。

が、フィーリングの質が悪いものではありません。金属っぽい音を発し、その残響が少し残ります。

 

プロフェッショナル機ではありますが、視野率が100セントではありません。

でも当時の自分は、ポジではなくプリントが中心です。

どうせプリント時に蹴られるのだからと気にはなりませんでした。

 

ボディ形状は、大変ホールドし易い、良い形状をしています。

筐体は金属製で、厚みがあるというよりも、スリムで横幅があるという特徴的な出で立ちです。

 

グリップも薄くて浅いのですが、幅があってしっかり手に馴染みます。

このように素晴らしいホールディング性能を有したα-9xiを所有した経験があるためか、今では厚みがあるボディのカメラがあまり好きでありません。

 

α-9xiは、独立した機能ダイヤルや制御ダイヤルを持ちません。

ファンクションボタンと、メインとサブのコマンドダイヤルで露出から全てをコントロールします。

 

軍幹部は実にシンプルで、すっきりしています。

自分にはこの操作方法が実に合っていました。

富士フィルムのX-T1やX-T2は、そのアナログ式操作に自分が馴染めずに短期間で手放してしまっています。

 

造形としては、内臓フラッシュを持たないため、ペンタ部が低く、全体に滑らかで有機的な形状をしています。

低くてなだらかの丘のようなペンタ部に、斜め上向きにミノルタのロゴがプリントされています。

 

兎に角、スマートなデザインで大変良いです。

少し違いますが、EOSのエルゴノミクスデザインに通じるところがあります。

 

後継機のα-9は、もっと四角っぽい形をしており、ペンタ部も通常の形状に戻されました。ですから、ミノルタのロゴは正面を向いています。

α-9は買いはしませんでしたが、手にしたことはあります。

 

ファインダーの見えやすさが話題になっていましたが、それよりもシャッターフィーリングの改善、その良さが印象に残っています。

α-9xiと異なり、ごく普通のカメラの形をしているので筐体の厚みが増しました。グリップも深くて厚みがあるものになりました。

確かに持ちやすかったと記憶しています。

 

モノとしての質が良いです。

機能も向上しています。

 

これは開発や製造にお金が掛かっているなと感じました。

販売価格は高めで、当時は買えませんでした。もっともα-9xiを気に入っているので買い替えようとは思いませんでした。

 

ですが、質が良くて高機能でも、CanonのEOS-1やNikonのF一桁のように売れないだろうとも思いました。

これは趣味のカメラで、業務用カメラではないというというような印象を持ちました。

 

生産が中止になるまでの期間は短かったような気がします。

処分価格になるような売られ方はされなかったように記憶しています。

 

発売中止後も、高値を維持していました。

尤も現在はかなり安くなっているようで、TC-1のように高額のまま取引される状況ではないようです。

 

出現が少し早ければ、もっと売れていたかもしれない少し不幸なカメラです。

 

最後に、デジタル一眼レフです。

α-7 Digitalはコロコロと変わる落ち着かないホワイトバランス、α-Sweetはα-7 Digitalよりも機能的には改善されているものの、入門機クラスの造りの安さとファインダーの見え具合から、二つとも短期間で手放してしまっています。

 

しかし、今これらのカメラで撮影した画像を見直すと、装着していたAF35㎜F1.4の性能の高さもあるのですが、少しばかりノイズが混じった感じが実にフィルムライクであり、大変好ましい写りをしています。

 

ですから、この両機は本当は実力のあるカメラで、特にα-7 Digitalは、手放して後悔したカメラの一つになっています。

 

フィルムカメラと違って少し記述が短いですね。

記憶が少ないので仕方がありません。

 

なんといってもこの頃は、デジタル一眼レフカメラの伸長期であり、出るカメラ出るカメラがどんどん性能を良くしている時代です。

 

今と比べても、短期間にカメラをとっかえひっかえしていました。

だから、所有したカメラを振り向く余裕は殆どありませんでした。

 

新しいカメラが正義。

そんな時代はあっという間に終わってしまいました。

 

今回のスレッドは少し長くなりました。

途中で分割しようとも思いましたが、一気にまとめて記録することしたのです。

 

過ぎたカメラのこと、思い出ですからね。いつまでもこれに浸ってばかりはいられません。

サクッと流して、手持ちのカメラたちで、新たな良い画像を残すことに注力します。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 


Accuphase アキュフェーズ C-202 その3 音質編

2022-02-13 12:28:39 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

Accuphase アキュフェーズ C-202。

その2の続編です。

 

 

話を肝心な音質に戻します。

 

C-202。

初めてのアキュフェーズです。

アキュフェーズとしては低価格の入門機であり、35年前のオールドプリアンプです。

 

…。

素晴らしいの一言です。

厳密には、色々と課題があるのでしょうが、全体の雰囲気は聞いたことが無いものです。

 

何か細かいことは伝えずらいのですが、聞いたことが無い音です。

音というか、音圧が素晴らしく良いです。

 

肝心のCD専用入力は今一つです。

他のライン入力に切り替えて聴き直しました。。

ノイズやギャングエラーを回避するため、アッテネーターを使い、コンペンセータースイッチの2を押します。

しっかりとウーハーが動き、野太い低音が出てきます。それに帯同して綺麗な高音が響いてきます。

比較して若干、中音部が瘦せて感じますが、まぁ誤差の範囲です。

 

この設定での音は本当に素晴らしいものがあります。

繰り返しますが35年前の、しかも当時のラインナップで一番安い機器です。

現代の3800系のプリアンプは、驚愕するほどの高音質なのでしょう。

 

スピーカーは単に鳴っているだけ、という表現をたまに見かけますが、自分の場合もまさにそうでした。

今迄、スピーカーは、ただ音が出ているだけ。

アンプは音色に係る信号をただ送っているだけで、あとはスピーカーに任せっきり。

 

アキュフェーズのプリアンプは、スピーカーをしっかりコントールしている感覚です。

アキュフェーズの音に染めるのではなく、スピーカーを指揮下において、きっちり仕事をさせている印象です。

 

アキュフェーズは、スピーカーの力をしっかり引き出します。

だからコーンがきちんと動いて空気が動く。

音圧が高くて音を浴びている感覚になります。しかも雑音が少ない綺麗な音で。

 

アキュフェーズを使っている方々は、皆このような素晴らしい音を聞いていたのですね。

このメーカーの固定ファンが根強く存在するのも納得です。

 

本当は細かい音の評価をしなくてはならないのですが、余りそういう気にならないのです。

この音を聞いたら、音の評価はどうでも良くなりました。

 

でも一応触れておくと、綺麗な高音が響きますが、きらきらと拡散するような感じではありません。

音の線をしっかり保ったまま、少しだけ放射状に少しだけ強めに音が出てきます。

 

高音も力があるので、シャラシャラとしたマランツの高音とは異なります。

 

低音は、現代風の深い質の高いものとは少し異なる気がします。

もう少しパンチが効いているというか、少し雑味を含んだような生きた感じの低音です。

 

アキュフェーズのこの音、望んでいる3羽のウサギのうち、2羽目に近いものがあります。

本当に追い求めている1羽目のウサギではありませんから、理想の音とは少し違っています。

 

しかしながら、プリアンプに関しては、アキュフェーズで良いのではないか、という気も少ししています。

 

ではこれで失礼します。

 


Accuphase アキュフェーズ C-202 その2

2022-02-13 08:50:31 | 音響機材/音楽再生

Uさん、おはようございます。

例によって休務日ですので、午前中から投稿を始めます。

 

アキュフェーズ C-202 その1の続きです。

 

1987年1月の発売です。

35年以上前の機種です。かなり古いものです。

 

C-202発売の4年弱前、1983年3月に発売された機種に、C-222があります。

何故か、202の前に222です。

ええと、222の後で202です。ここは本来、素直に223か、232ではないですか。

 

このC-222とC-202は、主流から少し外れた同じ傍流の系統の機器です。

両者の筐体のデザイン、雰囲気は似ています。

少しも野暮ったい感じも似ています。

頑張ってデザインはしてあるとは思いますが、スタイリッシュという印象は受けません。

 

C-222はレコードを聴く時代の機器ですから、フォノ入力が可能です。

C-202は純粋なラインアンプで、フォノボードを組み込むことも出来ません。

フォノアンプが無くなって、機種名の10の位の2が無くなったのでしょうか。

 

C-202はフォノアンプが無い代わり、CD専用のアンプが付いています。

CD端子から入力された信号は専用の回路を通ります。

 

この回路では、アッティネーターとボリュームしか通りません。ピュア伝送を重視した造りです。

バランス入力では完全バランスになります。

CD以外のライン系入力では、バランス調整や、コンペンセーターが効きます。

 

高さは135㎜あります。アキュフェーズのプリアンプの標準的な高さが150㎜ぐらいです。

これからすると少しだけ低いのですが、個人的には、もう少し低く、せめて120㎜ぐらいだと良いのです。

 

重さは11Kgです。C-11は、9.3kgです。少しC-202の方が重くなっています。

筐体は、C-11の方がより小さいので、相対的に見ると、C-202は少しスカスカしているということになります。

 

C-202のこの重さは満足です。頻繁な移動が楽です。

特に屋根裏に上げ下げするときに負担が少なく、何かと助かります。

 

それからC-222の方が、フォノアンプの分重いのかと思っていたら、9.7㎏で少し軽めに出来ていました。

木目サイドパネルがなかったり、電源ケーブルが別体だったりすることもあるのでしょう。

 

C-202の奥行は、373㎜とのこと。国産のアンプにしては短めです。ここを重視してこのアンプを選択しています。

奥行が短いラックを使っているため、ここは大事です。

 

でも思ったより奥行が長く感じられます。

どうやらアキュフェーズのプリアンプは、本体部分のみを計測して、突き出た操作ノブや、端子の部分までは測っていない模様です。

 

フロントパネルを見た感じは、全体にメリハリがなく、のっぺりとした印象です。

先行発売されたC-270や、ほぼ同期のC-280のような洗練されたデザインではありません。

※C-280の系統のデザインは大変良好に完成されたものになっています。

 

幅は470㎜を超え、少し広めです。アキュフェーズのプリアンプは皆そうです。

両サイドの木製パネルは古臭く感じるのでつけてもらいたくはありません。いっその事、外してやろうかと思いました。

 

現行のモデルでも、C-2450やC-3800系統の高額なものは木製パネルが付いています。

却って古臭くあか抜けない感じがするから、木製パネルは嫌だなと思います。

※あくまでに個人的な好みです。

 

電源ケーブルは年代的なものもあって、直付けです。思ったよりも太いものでした。

但し、4年前に先行して発売されたC-202は何故か、電源ケーブルが着脱式です。

 

当時の販売価格は、215,000円です。

当時、まだ消費税はありませんでした。物品税も掛かっていなかったのでは。

215,000円は、アキュフェーズが発売したプリアンプの中では、5番目に低価格です。

 

なんと、220,000円のC-222やC-11より安いアンプです。

これらが高いのは恐らくフォノアンプが組み込まれているせいでしょう。

 

C-11にはリモコンが付きますが、この年代のC-202にはリモコンがありません。

コンペンセーターはありますが、トーンコントロールはありません。

 

アキュフェーズのプリアンプは、上位の”プリシジョン・プリアンプ”と、それ以下の(プリシジョン)コントロール・センターに分かれます。

C-202は、”コントロールセンター”ではなく、辛うじて”プリアンプ”です。”プリシジョン”は付きません。

 

”プリシジョン・プリアンプ”には、トーンコントロールが付かないものが多いのですが、C-290のダウンバージョンであるC-275にはついております。

C-11はプリシジョンが付かない素の”プリアンプ”ですが、トーンコントロールは付いています。

 

アキュフェーズはこの両者を差別化しているとはおもいませんが、中にはコントロール・センターを馬鹿にする人がいます。

C-202がプリアンプであることに何だか安堵します。

 

ですが、音は最近のコントロールセンターに完全に負けているはずです。

その音、肝心の音質については、次の記事に内容を投稿します。

 

ではこれで失礼します。


SONY NEX-7についての簡単な雑感

2022-02-12 18:03:18 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

前回の投稿で予告しましたが、SONYのAPS-C判ミラーレスレンズ交換カメラである、α NEX-7についての簡単な所感を記録します。

 

以前にも書いた通り、2012年 1月27日 発売された古いカメラです。

当時としては、高規格のAPS-Cカメラのようでして、後発品よりもこの機種を支持する声が今でも一定程度見られます。

 

個人的に気に入っているDSC-TX55が、2011年 9月 9日に発売されます。

これに遅れること4ヵ月です。

 

ほぼ同時に開発されていたとみて良いでしょう。

だから似たような描写をしているのかもしれません。

 

れが功を奏しているのかもしれない。

後発品を選んでいたら、失敗していた可能性もあります。

 

それは望んでいた描写と違う画像が出て来ていたかもしれないということです。

望みの絵を出すカメラを求めて、また漂流することになっていたとしたら、とても恐ろしいです。

 

細かく見ていきます。

 

ファインダーが付いています。

良いものではありませんが、ついていないよりもはるかにましです。

ファインダー位置はボディがフラットであるタイプによくある左端ですが、問題はありません。

 

色味は良くありません。

なんだかオレンジ色というか暖色系に色づいているように感じます。

 

少し潰れ気味の見え方です。

偶ににじんだり、ゆがんだりします。

精細感がありませんが、最低限の合焦確認は出来ます。

 

シャッターについては、価格コムなどではそのフィーリングを良好なものとして評価する声があります。

これには期待していましたが、思ったような精緻感があるものではありませんでした。

 

もっと精巧な機械機構感があると思ったのですが、この小さいボディでは、シャッターショック抑制用のダンパーなども組み込めませんしね。

考えたら、反射鏡がありませんから、シャッター周りの機構は複雑である必要がありません。

 

SEL1670Zと組み合わせますと、小さなショックと共に、カシューとかシュパッといったような小さ目の音が出てきます。

これはなかなか良いです。確かに他のカメラとは違います。

 

シャッターショックが小さいのは良いです。

このカメラは無音に出来ない(電子シャッターのみに出来ない)ようですから。

ブレ抑制という意味でも、軽快な撮影リズムを作るという意味でも、このシャッターフィーリングはなかなか良いと感じます。

 

大きなコマンドダイヤルが二つあります。

一つはモードにより変わる露出項目の変更用、もう一つは、露出補正用のようです。

 

兎に角、ソニーのミラーレスは初めてなので、操作方法に慣れなくてはなりません。

良し悪しよりも、兎に角、慣れです。

 

軽いです。

持った感じも悪くはありません。

ボディが軽いので、重めのレンズを付けると前のめりになりバランスは悪くなります。

 

SEL1670Zでも、なんとなくレンズ寄りの重心です。ギリギリのところかな。

かなり以前に持っていた、CYberShotのF505シリーズのように、レンズにボディがくっ付いている、そんな雰囲気にも似ています。

 

ボディが小さいため、太目のレンズを付けるとグリップとの間が狭くなり、ホールディングしづらくなります。

SEL1670Zではなんとかなります。

 

グリップは浅めです。

が、薄いボディの方がどちらかというと好みですから、グリップが浅くても良いです。

 

小指が余りますが、ボディ下端をうまい具合に隅切してあり小指の置き所があります。

ボディ下部に小指を巻きつけられますから問題ありません。

 

この点、富士フィルムのX-T100は駄目です。

小指がボディ下端の角に当たって痛くて仕方ありません。

 

液晶モニターはチルトタイプです。

バリアングルよりもチルトが使いやすいのでこれで良いです。

 

戸外では良く見えなくなります。完全に構図確認のみになります。

TX-55と同じです。現場ではだめだったけれど、自宅に帰ってPCで確認したら良い画像だった、というパターンです。

 

撮像確認(再生)はツーステップです。

つまり再生ボタンを押して、拡大するときはさらに別のボタンを押し、コマンドダイヤルか、背面のホイールダイヤルを回して拡大します。

グルグル回るものなら、ダイヤルはどれでも良いようです。

 

個人的には、Canonと同じ、このツーステップ再生はとても嫌です。

面倒臭いだけです。

 

押してグリグリして拡大。

これがどうして駄目なのか・出来ないのか分かりません。

 

何か理由があるのかもしれませんが、ササっとデータ検証をしたいときにこれです。撮影リズムが大変狂います。

個人的には、左側の電源スイッチともに、回避したい操作方法の一つです。

 

電源投入後の起動は瞬時ではありませんが、標準的な速さだと思われます。

 

ボディは金属です。

マグネシウムだとのことですが表面加工のせいか、アルミダイカストのように感じます。

 

冬ですと、金属製のボディは持ったときにヒヤッとするのが嫌です。

以前は金属製ボディが好きだったのですが、今では強化プラスチック(エンジニアリングプラスチック)の方が、軽いし冷たくないし、良いと思うときもあります。

ボディ素材のこだわりは無くなりました。

 

NEX-7のボディには、35ミリ判の初代α7と同じように妙な艶が施してあります。

この表面処理のせいか、経験劣化でヤレた感じが明瞭になるようです。

塗膜が弱いのでしょうか。

 

この個体もくたびれた感がはっきり出ています。

まぁ10年以上前の個体ですから仕方がありません。

現在発売されている機種は艶を抑えた高級な感じがしますし、経年劣化でもやれた感じが出るの少ないのではないでしょうか。

 

レンズマウント周りに、35ミリ判にはあるオレンジ色の配色がありません。

これは良いです。

 

αカメラのイメージカラーなのでしょうけれど、マウント周りに配色するなんて、良いセンスとは思えません。

あのオレンジの色も金属の光沢が入って微妙な感じです。

 

マウントの回転方向は、右回しで一般的なものです。

レンズ着脱ボタンは正面向かって左側についています。

Canonのように、右側についているのが理想なのですが、これぐらいは妥協できます。

 

電源ボタンを含め、各ボタン、ダイヤルの操作感はこわばった感じも無く、優しく柔らかに操作できます。

クリックのしっかり感は残したままです。SONYのビルドクオリティを感じます。

 

まだ、動画撮影はしていませんので、この辺りは割愛します。

動画撮影中の静止画撮影は出来そうにありません。

 

動画撮影中の静止画撮影が好きで、良く行います。

パナソニック製品には大体がこの機能が付いているのため、同社のカメラを沢山持っています。

 

フラットボディのAPS-Cカメラですと、ボディが小さいので、”SONY”のロゴも小さくなって好都合です。

35ミリ判は、ペンタ部に大きな”SONY”のロゴがあります。

 

自分にとって、SONYはあくまでデジタルガシェットの製造会社であり、CYberShotシリーズのSONYです。

却って一眼レフカメラメーカー風に振舞うのは、古臭い感じがしてよくありません。

デカいSONYのロゴも、間が抜けたようでバランスが悪く、恰好が良くありません。

 

総じて、NEX-7は、

小気味良い軽快なシャッター、ホールディングの良いボディ、操作感の良い各種ボタン・ダイヤルと、官能性能の大変優れたカメラです。

ファインダーやモニターの性能は今一つですが、時代的なものあって仕方がありません。

 

NEX-6やα6000などの後発機種のことは、良く分からないのですが、高感度特性などに優れた面があるようです。

しかしモノとしての造りこみで言いますと、NEX-7は優れた良いカメラです。

 

使い心地が良いカメラは使用頻度も上がります。

これからはお気に入りの画像も増えることでしょう。

 

適当な観点から選んだ機種ですが、出て来る絵も含め、良いカメラに出会えたと素直に思います。

 

ではこれで失礼します。

 

 


バリオ・テッサー(SEL1670Z)をNEX-7に組み合わせて

2022-02-12 15:54:00 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんにちは。

 

この間届いた、SONY製APS-Cミラーレスレンズ交換式カメラ(NEX-7)に、買っておいたバリオ・テッサーを組み合わせます。

今朝方、近所の風景を対象に、このカメラの試し撮りをしてみました。

 

そして帰宅後、PCで記録した画像を確かめました。

...。

良いです。

 

Tx-55と同じような画像が撮れています。

Tx-55と比べてはるかに高い機材なのですから、全く同じ写りでは困るのですが、同傾向の細かくて優しい雰囲気が出ています。

 

ただ精細だけではなく、コントラストが余り高くなく目に優しい写りです。

その場の空気感(冬の朝の少し寒い感じ)もきちんと写し込んでいます。

 

来ましたね。やっと。

NEX-7のボロさもあまり気にならなくなりました。

 

ツァイス(ソニーのですが)のテッサーが良いのか、ソニーの画像処理が良いのか。

 

兎に角、満足できます。

光量の少ないところでの撮影は出来ていませんが、恐らく大きく画像が悪化するようなことはないでしょう。

 

いつもなら、ここで悪い癖が出て、さらに良いものをと、直ぐ同じような機器が欲しくなります。

例えば、35ミリ判のソニーのミラーレスカメラとか、ツァイスのもっと高級なレンズとかです。

今回は余りそういう感じになりません。

 

組み合わせを変えたら違う絵が出てきてしまうのではないか。

そんな気もします。

 

現状満足できたのだから、お金を出してまでリスクは取らないことにします。

今迄は直ぐに熱くなって、買い替えをして、失敗して萎えてきました。

 

やっと学習出来たのですね。

遅まきながら。

少し買い物に疲れた、ということもあります。

 

NEX-7+SEL1670Zは、直ちに普段使いのカメラになりました。

このカメラでしっかり写真を撮ってやろう、そういう気持ちになります。

 

こうなると却ってボロさ加減が良い加減になります。

余りに程度が良すぎると、使うのが勿体ない、と感じるからです。

 

手元のカメラは使い込まれた個体ですから、気にせず臆さずしっかり使えます。

 

さて、常用軍団であるマイクロフォーサーズの一団はどうしたものでしょう。

ボディのストックが沢山あるのですが。

 

NEX-7についての軽い記事も近いうち投稿しようと思います。

 

ではこれで失礼します。