ロバー・トキャパ・・・。

2011年11月09日 | ブログ

ロバート・キャパ・・・酒と女と写真を愛した男。五つの戦争を撮り歩き、一介の無名の写真家から、10年で世界に名を知られるようになった男。

ヨーロッパの片隅で大勢の仲間と明るくシャンパンを煽るかと思えば、前線で、頭を吹き飛ばされる危険とともに、シャッターを切る。

娼家で名もなき女と一夜を明かし、ハリウッドのヒロインと熱烈な恋に堕ちる。

命を削り、名声を手に入れ、地雷を踏んでその生涯を閉じるも、死してなお、賞にはその名が冠され、報道写真家、戦争写真家の代名詞とも言うべき存在となる。

泥臭く生き、ポーカーの負けを背負って、笑いながらまた、戦場へと旅立つ男。

一日一日を、ただただ自分に正直に、生きるべく生き、死ぬべく死ぬ。

「君がいい写真を取れないのは、半歩踏み込みが足りないからだ」

まるで、自分に言われているかのよう。

今日からはあと半歩、前へ出よう。

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