11月6日、年に1回開催されている市文芸部の合同吟行があった。行く先は栃木市の蔵の街・大平山神社で、実に6年ぶりの参加だった。
月1回の定例吟行・句会でさえ、ここ数年は年に1~2回参加するだけの怠慢会員だから、参加申し込みすると、ビックリされたり大喜こびされたり、間際になって再度確認の電話があったり。まったくもって信用されていないことを痛切に感じさせられたが、それが当たり前と納得もしている。
大型観光バスに38人、所属するグループからは私も含めて5人の参加だったが、他の参加者の中に知人も数人おり、他人と接することが極端に少ない日々にあって、それはそれは楽しい1日だった。
山車会館見学、巴波川周辺の蔵の街散策、船頭さんのあっぱれな竿さばきの舟に乗り、鯉や鴨への餌やりに大騒ぎし……と、作句などそっちのけで、のべつ幕なしお喋りに興じた。
昼食を挟んで、関東平野を一望できる大平山(大平山神社)に場所を移し、参拝後は希望者は奥の院へと向かい、私はたぶん明日に影響が出てくるであろう膝・腰のことを考えて、境内からの関東平野を眺めながら、寒くなく暑くなく気持ちの良い絶好の行楽日和を満喫した。
地元に到着し解散となったのは5時半。往復の車中も含めて、なんとまぁよく喋り続けたことか。
もっともそれは私だけでなく、同グループの女性4人ともけっきょく俳句とは無関係に、小さな旅をしてきただけに終わった1日となったような…。
そして今日はその句会が、出席28名、不在投句10名で開催されたが、なんとも恥ずかしい結果。各自5句の選句では、わずか1句が普通選に選ばれただけ。先生の選句では普通選に2句。
分かっていた結果だが、この頃は「自業自得」と後悔しきりとなることが多すぎやしないか?
(この頃のことだけじゃなかった、77年の人生、いつもそうだったような…)