多くの時間と体力を使って、夏の間に膝上まで伸びた草を根から抜き、キューリ・ナス・ピーマン・オクラ・インゲン・トマト・ミニトマトなと野菜残渣も抜き取り、マルチや支柱、ネット、留め具などを取り去り、3畝あったイチゴは全て抜き、ご近所さんにトラクターで耕起してもらって、広々となった我が菜園。
それから10日ほど経ち、ようやくダイコンのための畝づくりに取り掛かった。
ロープで区画の印をつけ、何十何百回鍬を振り上げ振り下ろし、苦土石灰を撒き、堆肥を撒き、肥料を漉き込み、その土を盛り……。
あぁ嫌だ嫌だ、もう止めよう、なにやってんだか私…毎度お決まりの、何年も繰り返してきた愚痴を吐きながら、ブログ仲間さんが表現していた「ジョーロのように」汗をかきかき、へとへとになりながらも、脳裏には白く太った大根がチラつく不思議。
そうなんだ、けっしてこれらの作業が嫌いなわけではないのだ。
ただ、お医者様お墨付き(?)の体力のなさで、身体的に参っている故なのだ。
主治医と相談の結果、夫の残した耕運機使用を断念したのは7月のこと。
耕運機を使用すればかなり楽チンになるのは分かっていたから、この夏から、と心づもりしていたが、とうてい無理なことが分かったのだ。
土方焼けし、いつも疲れ切った顔で、鍬を1振り1振りの菜園遊びが、今後も続く。
いいかげんに、もう少しお洒落な趣味を持ちたいけれど、無い。