長きにわたり、本当に本当に、会長という重責を担って頂き、ありがとうございます。そしてお疲れさまです。
私の後から入会されて、東京まで通勤していたと言うお話しに、当時ものすごく驚いた記憶があります。
その後少ししてから、会長職に就かれました。
ご主人様の看病見送りと本当にお辛い思いを抱えながら、会の40周年記念誌を作りました。まさか、できる?の不安も、立派なステキな唯一の物が見事に出来上がって、実現可能にしました。
もの静かなお見受けとは違って、すごいパワーの持ち主と、見直しました。
――――― 中略 ーーーーーー
全速力で駆け抜けて来た時を振り返り、今、静かに立ち止まって、これから先を考えたいです。
幸い、公民館のお教室は仲間に無事バトンタッチができました。素晴らしい仲間に支えられてきたこと、本当にありがたいです。
会に再び戻れることを目標に、静かに日々送れること、今一番の贅沢です。
私へのねぎらいの言葉とご自身の心境が書かれたラインを下さって、音訳ボランティア仲間のYさんが休会に入ったのはこの3月のことだった。
従業員7~8人を抱える個人事業で、出社はするものの外には出ないご主人に代わって、内で外で陣頭指揮をとり、ご自身の趣味から始めたことのインストラクターとして幾つかのお教室を持ち、そのインストラクター組織の重鎮であり、ボランティアとしてはかなり多忙な我がグループでも、きっちり役割をこなしていたYさん。
全速力で駆け抜けてきたとおっしゃるが、読書、音楽や舞台鑑賞、インストラクターとしての修練も怠ることなく、人柄も申し分ない。
何もかもが満点で、まさにスーパーウーマンと言える方が稀にいらっしゃるが、彼女もその稀なる人の一人だと私は思っている。
「こういう事情で」という理由はおっしゃらないが、そんな彼女が休会を決断するにはそれなりの訳があるのは確かであり、ずっと気になっていた矢先、嬉しいニュースが舞い込んで、それを伝えたくて3連休前に手紙を書いた。
今日、ポストに彼女からの返信が入っていた。
「嬉しくて何度も読み返した」とある。
愚痴のオンパレードみたいな私の手紙を喜んでくれて、すぐに返事を書いてくれて、こちらこそ嬉しくて、何度も読み返している。
ナデシコの花がいっぱい散らされた白い封筒。便箋にもたくさんのナデシコが咲いている。
手紙…書いて良かった。
そして、手紙を受け取るって、なんと嬉しいのだろう。