近年は家庭菜園、音訳ボランティア、読書以外ほとんど趣味を持たないが、今夜の食卓は、そのうちの一番多く時間を割いている、家庭菜園の野菜初物が並んだ。
ナス・ピーマンを多めの油で焼き、生姜醤油で食べるのが初収穫お決まりの食べ方。薬味の大葉も畑からとってきた。
ポテトサラダは、試しに掘り上げてみたキタアカリを使用。
新タマネギで作った“酢タマネギ”を使ってみたら、やや酸味が効いて、なかなか良い感じのポテトサラダになった。
味噌汁はダイコンとニンジン・シメジ。
ダイコンは仲良しご近所さんからの頂き物。そのダイコンと市販のキューリを“かんたん酢”で和え、サラダも作って…。
果物は、お嫁さんの実家から届いたサクランボと、ゴミ集積所のお当番に出た今朝、知り合いにいただいたご褒美プラム。
ナス、ピーマン、シソ、ジャガイモ、タマネギと、菜園の恵みが並んだ食卓は、ささやかだけれど、どうしてどうして、一人の夕食を賑やかにしてくれる。
「頑張ったね」と褒めてくれる。
いただき物は「一人じゃないよ」と話しかけてくる。
何より、美味しくしてくれたのは、孫娘達からの手紙。
ほやほや1年生の孫からは、習ったばかりの「です。ます。」便り。「かなり文才あるかも…」と、ばぁばは輝かしい未来を夢想しながら箸を持つ。昨日に比して今夜は冷え込むけれど、なんとも温かい。