木陰の椅子

「シニア夫婦二人暮らしのつれづれ」から「一人ぼっちのつれづれ」に。明日も良い日にするために頑張りたいなと思います。

「樋口さん」と「氏家さん」

2024-11-27 | つれづれに

数日前、テレビドラマ 「警視庁強行犯係 樋口顕―遠火―」を見た。
この番組に限らず、いつもBSの再放送で若き頃の俳優女優ばかり見ているが、新聞の番組欄で紹介されていた、警視庁捜査1課の実直な警部・樋口顕を演じる内藤剛志の顔がそれなりに老けていたので、これは新作かな? と興味がわいたのだ。

別に刑事物が好きというわけではない。
船越英一郎系のちょっとふざけたもの、仲村トオル系の重く陰湿なもの(どっちも再放送)等は、他に見る番組が無くてもスルーする。
でも、この警視庁強行犯係はほとんど見ているように思う。

樋口を演じる内藤剛志、親友であり、樋口と組んで事件を解決に導く生活安全課の氏家を演じる佐野史郎、他に榎木孝明、矢田亜希子、河相我聞がレギュラーだが、この人達のファンでもないし、内容が特別面白い訳でもないが、まったくのところ、自分でも笑ってしまうような理由から、チャンネルを合わせる。

その理由とは? 
親友二人と同じ名前の「樋口さん」と「氏家さん」が登場するから。
それだけのことで?
そう、それだけのことで。

 

樋口さんは、一番の親友だ。
出会いは1993年6月。まだ東京にいた頃で、受講した「中高年の初心者山歩き講習会」の初日に、同じテーブルについた時。多分お互いに一目ぼれ(男女でなくてもそういう関係ってあるんだね)。
樋口さんは、夫と同じ2022年に帰らぬ人となってしまったけれど、今でも永遠の「一番の親友」に変わりない。

氏家さんとは群馬に越して来てから出会った。
夫以外に知り合いのいないこの町での日々を、おもしろ可笑しくしてくれた最初の友。
夢を見させてくれたし、実りの喜びもおしえてくれた。彼女のもっているものを惜しみなく与えてもらったことで、55歳から始まった新天地での不安な日々も、いつしか遠いものとなり、今では当たり前のように、この地にとけこめている。
氏家さんは元気いっぱい。同じ年齢なのにカッコ良すぎるけれど、天然ぶりも垣間見せてくれるから、ヤキモチも焼けない。

 

ドラマの二人が「樋口」「氏家」と呼び合うたびに、内容そっちのけで、樋口さんを想い、氏家さんを連想しては、二人からの友情に包まれているかのような気持ちになるのだ。

刑事ドラマを見て親友たちを思い浮かべる、かなり変だけど……。

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かすかな不安…

2024-11-24 | ボランティア活動

ボラグループの朗読劇慰問活動も、完全とはいえないまでもコロナ禍以前の状況に戻りつつある。
来月には、大きなホール(1200人規模)で、数百人(もれ聞いたところでは600人くらいとか)の皆さんの前での上演が決まっている。
それを聞いてくださるのは我々よりもずっとお若い方々だ。
慰問では8割がたが高齢者で、多くて20~30人、少ない時は10人未満だから、それだけでも気持ち的には力み気味になる。
音響機器の使い方や、ステージ上の立ち位置確認などで、先日、会場ホールに伺ったが、ステージの広さ、前から後ろ2階までずらりと並んだ椅子に圧倒された。
だからといって、まだ間があるせいか大きなステージでの上演にそれほどの不安や緊張感はまだない。

 

 

会長、指導者と3人での訪問だったが、かすかな不安が持ち上がったのは、ホール側との打ち合わせが終わって3人だけになった時。

朗読劇ということで声で演技はするが、身体を使ってのパフォーマンスはほとんどない。でも今回の本では終盤に、「台本を足元に置き、星の付いた棒に持ち替え、それを左右に揺らす」という動きがある。

それが揃わないという。

指導者によると、3人ほどの人の動きが極端に遅く、バラバラになってしまうらしい。

読みに関してはなんら心配もなく、全員がどの役もこなせるレベルになっているが、この1,2,3、秒ほどの、僅かな動きを揃えられない。

晴天の霹靂。

おもわぬ伏兵が潜んでいた。

 

哀しいかな、結論は出なかった。

 

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仲間達の足元にはたどりつけたかな?

2024-11-15 | ボランティア活動

紙芝居「ふるさとの伝説 デーラボーと鬼の伝説」、朗読劇「かぜのでんわ」の2本だてで、市内自立センターへ慰問。
仲間達よりかなり遅れて「声の芝居」をスタートさせた私だが、今回、初めての大役が回ってきた。紙芝居のナレーションだ。
先月、市内小中学生作文コンクール表彰式のアトラクションに呼ばれた時は、紙芝居「野ばら」で若い戦士役だったが、「とても良かった(指導者弁)」ということで、今回の配役となったらしい。

指導者の言葉を鵜呑みにしてはいないが、嬉しかった。
しかし今度は長丁場。息が続くか、いつも注意されるアクセントは大丈夫か。不安材料が次から次と襲ってきた。

練習では案の定、山の名前と川の名前のアクセントを注意された。私の発音だと違う山、違う川を連想してしまう、特に今回はその地域の方々に聞いてもらうので、頑張って直してと言われた。
他に助詞が上がってしまう癖もある。とにかく、スマホに録音しては聞き直すやり方で、練習を重ねた。

そして今日、なんとか無事に終わった。
息切れもせずに済んだ。
とにかくホッとした。

グループの会長として挨拶と音響係が長かったが、会長交代で遅ればせながら朗読劇の演者となった。
なんとか仲間達の足元までたどり着けただろうか? 

 

帰路、物語の舞台となっている神社に参拝。

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栃木市蔵の街・大平山神社吟行&句会

2024-11-13 | 俳句つれづれ

11月6日、年に1回開催されている市文芸部の合同吟行があった。行く先は栃木市の蔵の街・大平山神社で、実に6年ぶりの参加だった。

月1回の定例吟行・句会でさえ、ここ数年は年に1~2回参加するだけの怠慢会員だから、参加申し込みすると、ビックリされたり大喜こびされたり、間際になって再度確認の電話があったり。まったくもって信用されていないことを痛切に感じさせられたが、それが当たり前と納得もしている。

 

大型観光バスに38人、所属するグループからは私も含めて5人の参加だったが、他の参加者の中に知人も数人おり、他人と接することが極端に少ない日々にあって、それはそれは楽しい1日だった。

 

 

山車会館見学、巴波川周辺の蔵の街散策、船頭さんのあっぱれな竿さばきの舟に乗り、鯉や鴨への餌やりに大騒ぎし……と、作句などそっちのけで、のべつ幕なしお喋りに興じた。

 

 

昼食を挟んで、関東平野を一望できる大平山(大平山神社)に場所を移し、参拝後は希望者は奥の院へと向かい、私はたぶん明日に影響が出てくるであろう膝・腰のことを考えて、境内からの関東平野を眺めながら、寒くなく暑くなく気持ちの良い絶好の行楽日和を満喫した。

 

 

地元に到着し解散となったのは5時半。往復の車中も含めて、なんとまぁよく喋り続けたことか。

もっともそれは私だけでなく、同グループの女性4人ともけっきょく俳句とは無関係に、小さな旅をしてきただけに終わった1日となったような…。

 

そして今日はその句会が、出席28名、不在投句10名で開催されたが、なんとも恥ずかしい結果。各自5句の選句では、わずか1句が普通選に選ばれただけ。先生の選句では普通選に2句。

分かっていた結果だが、この頃は「自業自得」と後悔しきりとなることが多すぎやしないか?

(この頃のことだけじゃなかった、77年の人生、いつもそうだったような…)

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