木陰の椅子

「シニア夫婦二人暮らしのつれづれ」から「一人ぼっちのつれづれ」に。明日も良い日にするために頑張りたいなと思います。

娘夫婦と3人で…

2024-09-25 | 一人になって

膀胱炎と同時に風邪もひいたのか、20日ごろから喉が痛み出し、咳も出だした。2123日の連休は娘夫婦がやってくることになっていて躊躇したが、19日の夜いらい体温も平熱近くになってきたし、コロナではないのは確信できたから、何も言わずに来てもらった。
当初は先週1416日の連休に娘夫婦、兄夫婦・妹が集まる予定だったが、義兄の逝去で間近になって中止にしていたのだ。さすがに兄夫婦・妹は無理だったが、娘たちは元気にやって来た。
娘は夏の間は月45日ほどやってきて、草刈り機を使った草刈りや、どこにも出かけない私を連れ出してくれる。でも、連れ合い君と会うのはずいぶん久しぶり。毎月、気持ちよく娘を送り出してくれるお礼も直接言いたかったから嬉しかった。

★1日目は3人揃ったら行こうと約束したものの、なかなか機会がなかった焼肉に。夜は「お義母さんのうどん」が食べたいとの連れ合い君のリクエストで、腕によりをかけて。

★2日目昼はラーメン。夫と私が20年来通い続けてきた店だが、一人になってからは行けずにいる。そこに行こうと娘の提案。夜は連れ合い君のリクエストで、群馬県人はみんな大好きな登利平の「上州御用鳥めし松弁当」。

薄くスライスしたムネ肉とプリプリした歯ごたえのあるモモ肉。異なる食感と味わいを持つ鶏肉のおいしさが存分に味わえる。秘伝のたれもたっぷりと、冷めてもおいしいお弁当。(登利平のサイトから)

★3日目の朝は、先日作ったばかりの「巨峰のまるごとジャム」(ブドウの木は処分してしまったから最後のジャム)を食べさせたくてパン。

「こんなにぐっすり眠ったのはしばらくぶり。スッキリした」と、残業続きの疲れがとれたのか、大きく伸びをしていた連れ合い君。彼が寝入っている間の娘とのお喋り。夫婦して入念に愛車を洗車・ワックスがけしている姿。「あれも美味しい、これも美味しい」と言ってもらえる喜び。揃っての墓参……。


あいにくのお天気で出歩くことはなく、食べてばかりだったが、娘夫婦の2泊3日の来訪はとにかく嬉しくて楽しくて、美味しくて、月並みに言うしかない幸せな時間だった。

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元気に「おはよう」、小さく「おやすみ!」

2024-05-29 | 一人になって

目が覚めるとまず、布団の中でスマホをチェックしたりぐずぐずしてから、最初にやることは家中の雨戸やカーテンを開けること。
物置となっているかつての子供部屋も、使っていない部屋も、とりあえず光や風を入れる。
それから着替えをし、階下に降りる。
下でも同じ。まずは雨戸やカーテンを開ける。大声で「おはよう」と呼び掛けながら夫の部屋(仏間)のふすまを開ける。その日の第一声だ。
仏壇をサッと拭き、花の水を替え、お水とご飯を供え、線香をあげ、お鈴を鳴らす。お坊様によると、夫は17年かけて仏様になるための修行中らしいので、「今日も頑張ろうね」と手を合わせる。

 

 

そして1日が始まる。
今の時期はとにかく畑仕事、庭の手入れに追われ続けている。
2時間3時間と集中してクタクタになることもあれば、15分20分の細切れ時間を、何度も繰り返すこともある。
昨日は畑の空きスペースに、枝豆と児玉スイカ苗を植えた。
ここ2~3年、何も育てずに空けたまま、草の栽培をしていたようなスペースが結構あるが、土というのは使ってこそ良い状態を保てるような気がして…。

 


さらに夕方には、アマゾンに注文していた「園芸用剪定バサミ」が届いた。今使っているハサミの切れが悪く、私自身の腕の力も弱くなってきているせいか、あまりにも難儀なものだから。

切り口最高! 三種類選択 切断径67mm SK5高級炭素刃物工具 などと説明書きがあってもさっぱり分からないが、この春に枯れてしまったツツジの直径3cm程の枝がスパッと切れたから、作業ははかどりそうだ。

それだけ注意も必要ということだ、心して取り掛かろう。

 

 

1日が終わる。
暗い仏間に「おやすみ~」と小さく挨拶。「
「おぅ、おやすみ!」の返事を期待して1、2秒耳を澄ますが、修行で疲れ切っているのかな、夫の返事はない。

 

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寂しいなぁ!

2024-03-22 | 一人になって

親しくしているご近所さんお二人はどちらも7~8歳年下で、とてもアクティブで気遣いのある方々。そもそも親しくなったのは夫が居なくなってからで、何気なく気にして下さっていたから。

 

 

B子さん夫妻は両親を見送ってから、年に2回ほどキャンピングカーで長期旅行に出かける。そしてたった今、四国方面へ3週間の予定で出発した。
A子さん夫婦はお母さんを長い間介護していたが、ようやく老人施設に受け入れてもらって一息ついたところで、B子さん夫婦に影響されたご主人の提案で大きな車を購入、車内を改装してただいま1週間の旅行中。

 

 

20年ほど前からだろうか、夫が生存中は我々も主に車中泊、テント泊、たまに旅館泊で出かけたものだ。「白地図を塗り潰していこうぜ」などと、夫は張り切っていた。
でも九州半分、富士山周辺、北海道ほんのちょっと、そして首都から上の青森まではほぼ塗りつぶしたところで終止符となってしまった…。
キャンピングカーでも大きな車でもなく、夫婦二人が手足を伸ばしてゆっくり眠れる普段使いの乗用車だったが、それで十分だった。
安全のためキャンプ場泊が多く、テントを張り、炊事用具をセットしてのんびり過ごすのが二人とも好きで、そのテントをベース地にして山登りも楽しんだし、出発前にテーマを決めて向かうことも多かった。
富士山方面に行った時のテーマは「日がな富士山を眺める」で、飽きもせず、ただただ富士山を眺めて過ごしたものだ。

 

 

でも、もうそんな日は来ないのか。
寂しいなぁ!
会いたいなぁ!
どこにも行かなくていいから、帰って来てくれないかなあ!

 

 

A子さん、B子さんが留守のせいだろうか、今日の私はやたら寂しい。
夕方になれば義理の息子一家5人がやってくるというのに。
寂しいなんて言ってる場合じゃないのに。

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62年の時空を越えて…

2024-02-25 | 一人になって

小さな改札口の前に一人の女性。

「あっ、Yさん!」


Tちゃんが駆け寄り、続いてYoさん、Hちゃん、Eさん、最後に私がもつれ込み、握手したり肩を抱き合ったり、互いの間の62年の時空を瞬間移動した。
Mちゃんのお店で合流予定だったから、そのハプニングも加わって、改札口前は6人のおばあちゃん軍団にしばし占領されていた。
(改札口前は私たちだけだったはずだが、どなたかご迷惑をおかけしていたらお詫びします)

 

 

3連休の最終日、小中学校で親しかった同級生7人の集まりが、仲間の一人・Mちゃん夫妻の営む寿司店であった。
あいにくの雨、強風、冷え込みの厳しい日だったが、何よりもみんなが大喜びしたのは、ご家族の病状で参加が危ぶまれていたYさんが参加できたこと。
Yさんとは、私とTちゃんは40年ぶり、Mちゃん、Yoさん、Hちゃん、Eさんに至っては中学卒業以来62年ぶりの再会。それなのに名前を呼び合ったその時から、揃って7歳~15歳の故郷の幼馴染みに戻った。


1クラス30人、併せて60人の同級生たち。小学校では1組・2組のいずれかになり、中学生になればA組・B組のどちらかに分かれたが、小学・中学の校舎は隣接していたから、編成替えがあってもそれほど気にならなかったように覚えている。
それでも、今日集まったのは「奇しくも」と言いたい、小学入学から中学卒業までの9年間、ずっと同じ教室で学んだ同級生たち7人。

 

(1巻食べちゃったけど、すごく美味しかった…)

 

Mちゃん夫妻に迎えられて始まった集まり。最初に、元気だったら今日この場に居たかもしれない、昨年に亡くなったNさんに献杯した。
話題が目まぐるしく変わるたびに小学1年生になったり、中学生になったり、またまた小学生に戻ったり、62年ぶりに耳にする同級生の名前に消えかけつつある面影を呼び起こしたり……。

 

4時間も居座って、参加者のほとんどが帰宅迄1時間半ほどかかる帰路につき、一番遠い私も6時20分に帰宅した。

元気に家に着いた旨をMちゃんにラインすると、「家に帰ってもあなただけは一人だから、ちょっと話そうかなと思って」とMちゃんから電話が入り、20分ほどお喋り。確かに私以外のメンバー全員にご主人がいらっしゃる。気遣いが嬉しくて「祭りの後の寂しさ」に襲われることもなく、一人の夜もなんのその、朝からの「楽しかったオンパレード」の余韻に包まれて、まずはコーヒーを落とした。

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❤ バレンタインデーの前日(2/13)のこと ❤

2024-02-18 | 一人になって

ボラグループの定例会があって、引き続き朗読劇の練習があって、帰宅したのは午後3時近かった。
しかも、めったにない朝からご飯を炊いてのお弁当づくり。
塩ジャケ、牛肉とゴボウのしぐれ煮、ホーレンソウバター炒め、スナップエンドウ、甘い卵焼き、刻み梅干し。
ブログには手の込んだ豪華なお弁当がたくさんアップされていて、質素な写真を載せるのはためらいもしたけれど、めったにないことだし、記録しておこうと思う。

 

 

仲間達との昼食時、全員が自分の作ってきたお弁当を「美味しい、美味しい」と言いながら食べていた。
ほんと、自分で作ったお弁当ってどうしてこんなにも美味しいんだろう!

 

クタクタで帰宅するなりソファーでウトウトしていたら、“ピンポーン ”が鳴った。
半分眠ったままドアを開けると、それぞれがラッピングされた小袋を持った隣家のLuちゃん、Keちゃん、koちゃんの3姉妹。
「ハッピーバレンタイン♪」
と小袋が差しだされ、
「バレンタインチョコ作りました。おじいちゃんの分もあるから、あげてください」
と声を揃えた。
葬儀で夫と最後のお別れをしてから、「おじちゃん」だった夫を、3人は「おじいちゃん」と呼ぶようになってきた。
「おじいちゃんの分もあるの? きっと喜ぶよ、ありがとうね!」
思わずウルウルときて、声が震えた。

 

 

3人の手作りチョコレート。
可愛い! 
おしゃれ!
きれいにデコレーションされて、なんて素敵なんだろう!
しばらくは、ただただ見とれていた。
もちろんおじいちゃんには、すぐお供えした。
3人娘と仲良しだったものね。
3人娘を可愛がっていたものね。
いつも気にかけていたものね。
3人娘達も、今でもおじいちゃんのこと、大好きみたいだよ。
良かったね!

3人娘のお母さんに「あまりに素敵で、もったいなくて食べられないわ」とラインすると、長姉のLuちゃんから「嬉しいです。でもちゃんと食べて下さい」と返信が…。
1日早いけれど、まさに、Happy ❤ なHappy な ❤ Valentineday でした。

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