堅瓜の漬け換え作業☆

おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋　齋藤真です。

今日、１月６日は「小寒」、今日から寒の入りです。

「小寒」に合わせたように、山形県酒田市では再び雪が積もりました。

普段は、横殴りの雪が降る山形県酒田市ですが、１月５日の夕方から降り始めた雪は、風がほとんどない状態のため、朝には相当積もるなと覚悟していました。


積もり始めた雪（１月５日夕方漬物の梨屋本舗前）


しかし、朝起きると５センチ程度の湿った雪が積もっていた程度で、除雪作業も１０分程度ですみました。

漬物の梨屋では、この時期在庫が少なくなった下漬の補充を行っています。

繁忙期には、ご注文頂いたお客様のオーダーに応えるために、箱詰めや袋詰めといった完成の工程を優先させます。

そのために、漬物の梨屋ではこの時期、下漬が普段よりも少ない状態となります。

１月５日は、堅瓜の下漬を行いました。


堅瓜の下漬（漬物の梨屋亀ヶ崎工場）


酒粕で漬けてある堅瓜から酒粕を綺麗に取って、新しい酒粕に漬けていくという作業です。

漬け換えを行うことで素材から塩分を少しずつ抜いていきます。

こういった作業は、「奈良漬」が完成するまでに４～５回行われます。

１度漬け換えると、１月程度は寝かせなくてはいけないために、完成までは最低でも半年以上かかります。

「奈良漬」は、漬物の中でも非常に手間がかかる漬物なのです。

しかし、美味しい「奈良漬」に仕上げるためには、この手間を惜しんではいけないのです。



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