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「奈良漬」と「粕漬」の見分け方☆

2015年01月30日 08時09分32秒 | 漬物あれこれ
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

1月30日(金)の山形県酒田市は、曇りの天気ですが、気温は雪だった昨日とほぼ同じくらいです。

今日は、昼頃から雨が降り出し、夕方には霙(みぞれ)に変わる予報で、最高気温は4度の見込みです。

今日は、昨日のブログに関連して、良く店頭で質問される「奈良漬」と「粕漬」の違いについてです。

「奈良漬」も「粕漬」も、見た目では粕を使って漬けてあるため、見分けは出来ません。

しかし、「奈良漬」と「粕漬」には、製造過程で大きな違いがあります。

「奈良漬」は、2回以上漬け換えを行って仕上げた「粕漬」のことを言います。

「粕漬」は、製品の仕上げに酒粕を塗した「粕漬」のことを言います。

ただし、商品名には、「奈良漬」であっても「粕漬」と書いてある場合もあります。

どこで見分けるかというと、裏面にある表示です。

市販されている多くの漬物は、JASに準拠した表示がなされています。

JAS表示では、商品名は欄外に書いてあり、正式な表示は枠内に書いてあります。


漬物の梨屋「庄内小茄子粕漬」の表示ラベル



漬物の梨屋「庄内小茄子粕漬」では、欄外に書いてある「庄内小茄子粕漬」は商品名です。

枠内に目をやると、「名称」という欄があります。

ここに書いてある「なすなら漬」というのが、JAS表示では、正式な名称となります。

ちなみに、「切大根(大根粕漬)」は、JAS表示での正式な名称は「だいこんかす漬」となります。



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