あしたの雨
なにしろ
葉っぱの少ない
木の枝に
ぶらさがってしまった
蓑傘つけてはいるものの
雨の神は容赦しない
突然一天にわかにかき曇り
というあの豪雨
たちまち
満足な皮膚をもたない
ぼくの胸ぐらひっつかんで
べとべとに
冷たい液体を
ていねいにぬりつける
ふと、よこをみると
お隣の枝の葉が大きいので
その下へゆきつけたら
こんどこそ
蓑虫といえども
エリートだよ ね
あしたの雨
なにしろ
葉っぱの少ない
木の枝に
ぶらさがってしまった
蓑傘つけてはいるものの
雨の神は容赦しない
突然一天にわかにかき曇り
というあの豪雨
たちまち
満足な皮膚をもたない
ぼくの胸ぐらひっつかんで
べとべとに
冷たい液体を
ていねいにぬりつける
ふと、よこをみると
お隣の枝の葉が大きいので
その下へゆきつけたら
こんどこそ
蓑虫といえども
エリートだよ ね