居間塵(imagine)

居間塵、と書いて、イマジン。その日その時、流れゆく時の川から、思いつくままに掬いあげる。絵図とポエムの棚

あしたの雨

2011-05-10 11:25:28 | 絵とポエム

あしたの雨

 

なにしろ

葉っぱの少ない

木の枝に

ぶらさがってしまった

蓑傘つけてはいるものの

雨の神は容赦しない

突然一天にわかにかき曇り

というあの豪雨

 

たちまち

満足な皮膚をもたない

ぼくの胸ぐらひっつかんで

べとべとに

冷たい液体を

ていねいにぬりつける

 

ふと、よこをみると

お隣の枝の葉が大きいので

その下へゆきつけたら

こんどこそ

蓑虫といえども

エリートだよ ね