居間塵(imagine)

居間塵、と書いて、イマジン。その日その時、流れゆく時の川から、思いつくままに掬いあげる。絵図とポエムの棚

幸福論

2013-01-03 23:51:39 | ポエム

幸福論

 

生態系のように
頂点を描くと

それを珠玉のように
さしあげるのは
その忠実な兵士たち

かつがれている
自覚から
解放されることは
死にいたるまでお預け

朝いきなり年月日時をつかまえる
夜は夢のデスクで揺れねばならない

さて人情は
赤い花か白い花か
どちらだろう
デジタルとアナログ
どちらだろう

あたたかい、といえば
赤い、がたちこめて
人は涙をけさない
真っ赤に燃える天空から
手をつたってくるぬくもりが
おもわずふれたように
むせぶ肉体
さしあげられた頂点は
ざわめいているのか

いきてゆくのは
葦ではなく
もえる藁かもしれない