居間塵(imagine)

居間塵、と書いて、イマジン。その日その時、流れゆく時の川から、思いつくままに掬いあげる。絵図とポエムの棚

いちにち

2012-12-21 14:48:33 | ポエム

いちにち

 

 

晴れから曇りになるように

気分はいつもおちつかぬ

お部屋のなかでテレビみて

テレビをけしてお部屋をでて

キッチンにいってコップをもち

ミルクをいれてのみほして

のどがひんやりなっちゃった

コップを洗って棚に置き

それからそれからとお部屋にもどり

またテレビをつけてなにかをみて

そのまま白紙に絵をかいて

なにかわからぬ絵になって

もういちまいの白紙には

なにを描こうかまよってる

そのうちほんとに曇ってきて

雨がふってきそうになり

絵の事忘れて窓のそと

ちらちらとみてふるのかな

ふったら買いものめんどうだ

今のうちに買いものを

とおもうだけですわりこみ

パソコンで字をかいて

あたまをつかっているうちに

ああお昼ご飯はまだだった

いそいでレンジで冷凍の

ピラフをとかして

インスタントのポタージュを

あいてに昼ごはん

そうこうしているうちに

日がくれはじめてうす暗い

街並ながめて

日が暮れて

今日も残りが少なくて

殆ど今日は終了で

お部屋にごろんとよこになる

天井みあげてみたけれど

そこにはなにもあらわれぬ

それからどうしたかわからぬが

すっかり闇夜がいばってる

 

 


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2 コメント

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う~ん (えの)
2012-12-31 20:47:15
リズムのいい言葉運びとユーモアににつられます。
「ウン、あるあるそういう日がある」と、共感します。
私はそいう日の自分を動物園のシロクマみたいだと思ってます。最後の4行にきて、クスリッと笑ってしまいました。
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Unknown (居間塵)
2013-01-03 14:36:57
えのさん、動物園の白熊は退屈なんで、行ったり来たり、水風呂に入ったりして、なんとか過ごしているのでしょうね。最後の4行で笑って頂いたのは、この詩をお読みいただいた感謝のしるし?、有難うございました。
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