
道の駅「おだいとう」。叫びの像「四島への道 叫び」。別海町尾岱沼。
2022年6月14日(火)。
16時30分ごろ、旧奥行臼駅逓所を出て、17時ごろ海沿いの道の駅「おだいとう」に着いた。火曜日定休なので中には入れない。
海岸方向へ歩いてみると、根室納沙布岬からは見えなかったロシア領の国後島の島影が野付半島の先に見えていて感動した。
道の駅「おだいとう」は、国道244号沿い別海町尾岱沼中心から約3kmに位置し、冬から春にかけて数百羽の白鳥が飛来する「白鳥台」に隣接する。
敷地内には北方領土返還を願い建設された「叫びの像・四島への道 叫び」がある。像は「たとえ何代かかっても取り戻す」という気持ちを表すため、老女が息子、孫を両脇に従え、すさまじい迫力で「返せ」と叫ぶ姿が描かれている。
高さ2.4mの像の先には、北方四島をイメージした高さ15mの4本のポールがそそり立つ。像とポールの間の距離は、野付半島から国後島までの最短距離16kmにちなんで16mとなっている。
道の駅「おだいとう」からの日の出。
2022年6月15日(水)。
3時30分ごろに目を覚ますと外はもう夜明けだった。日の出が見えるかもしれないと気付き外に出て見ると日の出直後だった。
建物内には「別海北方展望塔」があり、国後島がくっきり見えるのかと期待し、9時の開館を待つことにした。
本日の予定は標津町のカリカリウス遺跡しかなく、時間に余裕もできていた。
北方展望塔展示室・展望室。
展望塔2階は展示室となっており、北方領土の歴史や返還に向けた過去からの取り組みなどを、映像・パネルで展示している。3階展望塔には、北方領土の自然・暮らしのパネルが展示され、設置されている望遠鏡で知床半島、野付半島、国後島を一望できる。
国後島。
知床半島。日本100名山として登頂した羅臼岳が懐かしい。
このあと、以前テレビで見たトドワラのある野付半島へ向かった。
絶好鑑賞ポイントは近くにある白鳥台という「四角い太陽」は、冬の朝に野付湾で見られる現象で空気の温度差によって光が屈折して起こる蜃気楼の一種。「出現は厳冬期(2月頃)」と解説されることが多いが、必ずしも厳冬期とは限らず、気温が急激に下がると、海水は温度低下が緩やかであるため温度差が大きくなって条件が整い、10月頃からも見られることがある。