昨日、3年ぶりにJR秋田総合車両センター(旧土崎工場)が公開されたので見学に行って来ました。公開されているとはいえ、以前より規模は縮小されていて車体・台車関係は見られませんでした。エンジン部門は全公開でした。
何を隠そう旧土崎工場にも2年4ヶ月だけでしたが勤務しておりました。部門はエンジン検修と完成落成検査でした。離れてしばらくたつのですが足は覚えているんですね、自然とその方向に向かっていました。しかも行く先々で昔同僚だった方々にお会いし、皆さんに声をおかけいただき懐かしくも嬉しくも思いました。実は、各機関勤務した中で一番工場が好きでした。機械部品に油まみれで触れるというのが嬉しくてたまらないものでした。お蔭でまた工場に勤務したくなってしまいました。それも大企業ゆえかなわぬ夢。病気さえならなければ、大卒でなければ今も楽しく過していたことでしょう。昔の同僚にはいつでも遊びに来いとお誘いを受けましたので暇を見て行きたいと思います。それにしても諦めがつかない私って・・・。
このエンジンは最近の新型気動車のキハE120,130,200に使われているものでK社DMF15HZ型です。手前に見える長方形のものはインタークーラーです。これがある関係でシリンダーヘッドが隠れてしまい、修理などでは苦労するそうです。
このエンジンの特徴は低公害で、燃料の供給方法が最近のトラックなどに採用されているコモンレール式(従来は高圧で燃料をシリンダーに供給噴射していたが、シリンダーに水平に置いた燃料供給レールを移動させることで供給噴射することで無駄な燃料を使わない)で燃費がいいそうです。しかし、センサーのかたまりでちょっとした調整不足でエンストするという厄介な問題も抱えているそうです。K社特有の油・ガス漏れは改良されているそうです。(在職時かなり悩まされました)
今後はC社エンジンよりこちらが主流になるのではないかというお話でした。個人的にはN社のエンジンが好きなんですがね。
(40Dで撮影、秋田総合車両センター内燃機職場、2008.10.18)
※コモンレール式については大体覚えている状態で書きましたので、しっかりした情報が欲しい方は書籍等で確認してください。
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