ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

日焼け予防のススメ

2009-06-24 09:17:34 | 美容・医学

みなさーん、日焼け対策、してますか

今は梅雨で曇り空の多い季節ですが、梅雨入り前の5月からすでに、紫外線の強さはピークを迎えています。紫外線はシミ、シワ、たるみなどなど光老化の原因となるばかりか・・・皮膚癌の原因にもなります。

紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類がありますが、UVCはオゾン層でカットされるため、地表に届いて私たちのお肌を痛めつけているのはUVAとUVBの二つです。
日焼けしたときに皮膚を赤くして炎症をおこすのがUVB、肌の奥まで届いて肌を黒くする、またシミやシワの原因となるのがUVAです。UVAは雲を通り抜けて曇りの日でも、ガラスを通り抜けて家や車の中までも届きますので、梅雨の時期でも油断しないで対策が必要です



では、日焼け対策として、まず思いつくのは「日焼け止め」ですよね
日焼け止めの効果を表す「SPF」や「PA」の意味はご存知ですかなんとなく、数字が大きな方が効果が高そうなのはわかるけど・・・???

SPFは「Sun Protection Factor」の略でUVBを防ぐ数値を表します。以前は「100」なんて表記もありましたが、今は~50と50+(50以上の意味)までの表記で統一されています。
PAは「Protection Grade of UVA」の略。その名の通り、UVAを防ぐ指標です。こちらはPA+、PA++、PA+++の3段階表記です。

じゃあ、「SPF50+/PA+++」の日焼け止めが一番いいってこと?かというと、そういうわけでもなく・・・紫外線防止効果の高い日焼け止めほど、どうしても肌への負担も強くなります。季節とシチュエーションに合わせて・・・海や山へのレジャーなのか?街なかでのお買い物なのか?室内で過ごす時のお化粧下地なのか?・・・適切なものを選ぶことが大切です

また、日焼け止めの効果はなんと1平方センチメートルあたり2mgを塗布した場合で実験されているんです2mgの日焼け止めって、かなりの量です・・・普段、絶対にこんなに塗っていませんですから、日焼け止めを過信せず・・・汗をかいたらこまめに塗り直すことも大事です。


そして日焼け止め以外にも有効な紫外線対策・・・薄手の長袖を羽織る、運転中の長手袋、日傘、帽子・・・道を歩くときや信号待ちの間、意識してビルの日陰や木陰を選ぶだけでも違います複数の日焼け対策を組み合わせて、紫外線による光老化をブロックしましょう

 

ちなみに私の日焼け対策は・・・
ラロッシュ・ポゼの日焼け止め乳液(クリニックで取り扱っています)を化粧下地に。
夏でもなるべく長袖。
地下街で行ける所は遠回りでも地下を歩く。
サンバリア100の完全遮光日傘・・・これ、ほんとにオススメです。他の日傘と全然違って、涼しさで実感できます
といったところです

コメント
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