作:コナー・マクファーソン
翻訳:小田島恒志
演出:栗山民也
出演:小日向文世、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田満
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イヴの夜、ポーカーゲームに興じる男たち。
クリスマスを前に果たして神は誰に肩入れをするのか!?
シャーキーがダブリン郊外の家に帰ってきたのは、かんしゃく持ちで、最近失明してしまった年老いた兄・リチャードの面倒を見るためだった。二人の古くからの飲み友だちアイヴァンも今夜は二人の家にこもってトランプをしようとしていた。しかし、リチャードが、シャーキーとは訳ありのニッキーを誘ってしまったことや、そのニッキーが、パブで知り合ったロックハートという人物を勝手にゲストとして連れてきてしまったことで、シャーキーは機嫌を損ねるが、例年のようにクリスマス・イブを楽しく過ごそうと、皆でポーカーゲームが始まる。
例年のように大いに笑って、大いに酒を飲み、夜を徹してのポーカーゲームに興じる男たち。
夜も更けた頃、ロックハートがいきなり賭けのレートを吊り上げる。もはや遊びどころか常識をも超えたレートをいぶかしがる彼ら。しかしただ一人、ロックハートの真意に気付いた男にとっては決して降りられないゲームが始まることになった。
果たしてポーカーゲームに勝つのは?クリスマス・イブの夜、神は誰に味方をするのか、果たして救いの手は差し伸べられるのか・・・。
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舞台はどんなジャンルでも好きなんですが、実は翻訳劇はなんとなく苦手意識がありました日本語吹き替え版の映画も・・・
妙に説明台詞が多かったり、日本語なのに「チャーリー」とか「ジェニファー」とか呼び合うのにも違和感があり・・・
でも、小日向文世さんは好きしかもパルコプロデュースの公演はハズレがないし・・・と思い切って観に行ってみたら・・・大当たりでした
五人が五人とも、誰と絡んでも負けない存在感の、個性的で器用な役者さん揃い
にこにこ淡々と演じる紳士にぞっとする冷たさを感じさせる小日向さん、なんとも憎めないキャラを醸し出す浅野さん、全身から「イライラ感」を発散させる(笑)平田さん、要所要所で肩の力を抜かせてくれる大谷さん・・・そして吉田さんのパワフルなことあの体力には脱帽です