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太古の昔、イルカは人間とも交信していた。そして現代、科学者らタイプの違う四人が、海の事件に巻き込まれながらイルカたちの能力と、自らの心の変化に気づいてゆく。美しく壮大な海洋ファンタジー大作。
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実はこの作品は・・・ずいぶん前にご紹介した同じ作者の小説「リプレイ」の作品中に出てくる映画・・・いわゆる「劇中劇」のストーリーです
「リプレイ」がとても面白かったので・・・他の作品も読みたい！と思ったら、もともと寡作で亡くなった作者なのですが、日本語に訳されているのは「リプレイ」とこの「ディープ・ブルー」の２作品のみ・・・
この本も面白い！！です
一言で言えば、「イルカは賢いよ。イルカを保護しよう」という主張なんですが（長崎県の「壱岐」がイルカ虐殺の島として紹介されているのには驚きました
）、ありがちな自然保護、イルカ保護だけには留まらない壮大なスケール・・・。特に「イルカ目線」で書かれている部分は読んでいてなんとも心地よく・・・
私自身がイルカと一緒に大海原を泳いでいるような気持ちになり、癒されました
