パルコ・プロデュース公演「狭き門より入れ」
[作・演出]
前川知大
[CAST]
佐々木蔵之介 市川亀治郎 中尾明慶 有川マコト 手塚とおる 浅野和之
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舞台はとある町のコンビニ。
店長をしていた父が脳卒中で倒れ、代わりに店長として働く弟のところへいつも対立してきた兄が帰ってくる。父のことを知っているという万引き少年、賞味期限切れ弁当を待つ、兄とはなにやらワケありの中年男性、7年前に死んだはずの兄の友人、謎の黒服の男・・・役者が揃ったところで「向こう側の世界」への扉が開かれる・・・。
もしも、世界があと3日で「更新」され、新しい世界へ移行するなら?
新しい世界へ「移行」できるのは、選ばれた2/3の人間だけだとしたら??
「この世界」に残ったら、「この世界」はあと3年で終末の日を迎えるとしたら・・・???
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設定、ストーリー、見せ方・・・とても演劇らしい演劇でした
舞台だからこそ出せる味ですね
ドラマや映画でやってもここまで面白くならないでしょう。
佐々木蔵之介さん、とっても素敵でした~
長身で手足が長くて、すごくスタイルがいいのに・・・いえ、いいからこそ、コミカルな動きが際立って面白かったです
前半の、小さな笑いをちりばめた展開も面白かったし、後半のまさに「熱演」は本当に素晴らしかったです
「誰も不幸にしない悪事と誰かを不幸にする善行、どちらを選ぶか?」
「無関心こそ最大の悪」
「こぶとりじいさんの最初のじいさんは、ただダンスが好きだから踊ったんだ!!」
「世界が欲しいのは願いではない。祈りだ。」
印象的な台詞がたくさんありました
笑えるところもいっぱい
だけど、ジーンとくるシーンもあり・・・とってもよかったです
わきを固める役者さんたちも、味があって魅力的な方ばかり
パルコプロデュースの公演は、ほんとハズレがないですね
観に行ってよかった~