お盆になると、お墓へ仏さんを
迎えに行って家に帰ってくる。
そこへ僧がきてお経をあげる
というのが盆の恒例行事だ。
なので僧が来るのは、
お迎えに行く8月13日になっていたのだが、
今年は8月12日に僧が来るという知らせがあった。
それを聞いた村人が、仏がまだ帰ってないのに、
僧が来るとはどういうことだ
という話が持ち上がり、湧き上がったのだ。
お寺のそういう動きをみんなに
知らせている人はもう80近いお年寄り。
お寺の意向でそう決めたのだが、
村の反発を買う結果になったのは悲しいことだ。
お寺の意向に理屈で叶うことはない。
ましてやそんな話を苦情として
我が家に持ってきた人には、
「一日早く墓に行けばええだけやん」
と頑張って諭すことにしたのだ。
まあ、それもそうやけどとなんとなく納得。
いやいやむかしからの風習を
そんなに変えちゃいかんと
怒る人もいるけど、お寺の世話人も、
みんなで順次やっているのだから
事情を察してあげればいいのになあ
とdoironは思うのだ。
誰でも役員をやれば、
そんな苦情にあったりもするが、
「まあそんなに目くじら立てないで」
と、旧役員は思うのだ。
なのでdoironも今年は8月12日の
早朝に墓参りに行ったのだが、
そこで村の人に2組あったのは、
心の底でなんかおかしかったな。
人生、色々あるけど、
柔軟に対応していけばええやんね。