御嶽のブログなのに、
まだまだ初日の観光の話です。
寝覚の床のお土産屋さんに来て、
お店をにらむ田中要次の人形に
驚きましたが、ここには他にも
面白いものがあります。
裏のベランダに出てみましょう。
広い通路があって、寝覚の床だけでなく、
中央本線も上から眺めれます。
そこには電車の時刻表も貼られていました。
みてみると、間も無く電車が
来るではないですか。
体を乗り出してみていると、
来ました、来ました。
列車写真がバッチリ取れました。
とまあ、それはここの地の利を生かした
ベランダなんですが、その端っこに
何か建物がありますよ。
日本一のトイレと書かれています。
どうも女子トイレのようですが、
同行の女性に案内してもらうと、
なんと全面ガラス張りのトイレです。
外からは見えないマジックミラーの
ようなガラスなんですが、
中から外は丸見えです。
ああ~阪神高速湾岸線の中島の
SAによく似た施設がありますね。
あそこは海に向かって頑張るんですが、
ここは木曽川の流れが花崗岩を
貫くのをみながら、便器を貫いてやると
頑張れるわけですな。
知らんけど・・・
まあ、頑張って名所を作ろうとする、
このお店の意気込みを感じるトイレでした。
わいわいとただで散々楽しんで
お店を出て行きます。
そしたらねえ、向こうに
相撲の旗が立っていますよ。
よくみると、御嶽海の旗ですね。
そうかあ、ここは彼の出身地
だったんですね。
こんな看板も置かれてました。
今シーズンは頑張ったけど、
彼の実力はもっと上だと思うなあ。
木曽川の寝覚の床を流れる水のように、
まだまだ頑張ってほしいなあ
と思うわけです。
さあ、これで御嶽登山旅初日の観光は
終わりですね。
ここから宿を目指しましょう。
寝覚の床から御嶽山の
南側を走ってゆきます。
残念ながら、時折小雨のふる天気なので、
あああれが御嶽かあと
見えるようなところを
通ったりはしません。
途中、御岳ロープウェイへの
接続道路を横切ってゆきます。
ここはねえ初めて行くので
様子がよくわかりません。
あの中央アルプスに行ったときに、
経験したような大渋滞とか
道路制限とかはないんでしょうか。
事前に調べているので
そんな制限がないことは
わかっているのですが、
山やからね。
思いのほか以上の制限が
現れたりするので要注意ですね。
車は大滝村中心部に入ってゆきます。
案外、中心部は人が多くいますが、
地形に合わせて道が複雑に入り組んでいます。
それからカヌーをやってそうな
湖を超え、徐々に山手に上がってゆきますと
道端に石碑が多くたち始めます。
そう、御嶽には宗教的な山岳信仰が
熱心に信じられています。
いろんな形、いろんな決まりごとにより
様々な宗教的石碑などがあります。
山の力が大きいからこそ、
様々な形に結実しています。
そんなことの全くわからない私たちが、
この山に来て最初に驚くのが
その宗教的深さです。
道端に突然石碑の山が現れたりするので、
山の中を歩くだけで
この世ではない神秘的な世界に
巻き込まれたように
なるのではないかと、
凡人のわれらは考えてしまいます。
続く