ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

久し振りの伊吹2

2024-10-21 20:21:10 | 山行き

伊吹山の九合目駐車場にくるまをとめて、
まずはトイレにいきましょう。

こんな自然のど真ん中なところは
どんな処理をしているんでしょう
と気になります。
まさかねえ垂れ流しでもないでしょうね。



駐車場横のお土産屋の横に
トイレがあります。
入り口のところで一度の使用で
100円と書かれてあり、
さらにはトイレ排水は濃縮して
タンクローリーで運んでいるとのこと。

ああそうかあ。
そんな仕組みになっているんですね。
まあ、そうでしょうねえ。
大変やけどそれがいいですね。
自然への取り組みに敬礼して
用を足していきましょう。

さあ、では登ってゆきましょう。
駐車場の真ん中あたりにある
登山口のところに地図があります。



それによると、登山コースは
3本あるようです。
短いけど急な中央登山道と
散策できる長い登山道が
西と東にあるようです。

まあ、ここは九合目ですから、
距離的には大したことはないので、
とりあえずは中央で頑張って登り、
どちらかで散策して降りてくる
ということにしました。
では傾斜が急な中央登山道を
登ってゆきましょう。



石段道が続きます。

まず最初にたくさんの白い花が
咲いているのが
「フジテンニンソウ」。



ふつうこの花はテンニンソウと
呼ばれるのですが、
葉の裏面に毛が生えているのが
「フジテンニンソウ」と呼ばれるそうです。



シソ科の花で大群落をつくります。
その中で、咲いている黄色い花が
「アキノキリンソウ」です。

この秋の時期でも、
ここは結構花の楽園。
いろんな花が咲いています。

これがシオガマギク。



伊吹山のお花畑に点在して咲いています。
ピンクの花が片側にねじれて咲いており、
葉は互生して付き葉には
鋸歯があります。

その名前にはいわれがあって、
海で塩を作る「塩釜」があります。
この花は、浜で美しいという
塩釜同様「葉(は)まで美しい」
というダジャレからついている
という名前を持っています。

でも赤くてなかなか今の季節には
目立ちますね。

そんな花を見ながら急な石段道を
上ってゆきます。



これがなんとトリカブトですね。



この辺りのはイブキトリカブト
というのですね。
トリカブトはとても変種が多いようで、
なかなか種の選定がむつかしいのですが、
まあここで咲いているのは
多分イブキトリカブトでしょう。



ご存じのようにこの植物は
有毒植物です。
アコニチンなどのアルカロイドが
根をはじめ全草に含まれています。

「ほらほらこれが有毒植物だぞ~」
とか言って手にもって
見せびらかすなんてことも
してはいけません。
経皮吸収や経粘膜吸収もするので
触らないようにしないといけませんね。

山菜と間違えて食べて死亡する
という事故もたびたび起こっているようです。
それからこれは多分、
サラシナショウマの秋の姿。
夏場は白い花を房状につけて咲きます。



これはねえ、トリカブトと違って

「若芽を茹でて、水にさらして食用にした」
のでこんな名前になっています。
本種やその他同属植物の根茎は
升麻(ショウマ)という日本薬局方に
収録された生薬なんですが、
きっとかつての織田信長の野草園の
大事な植物だったのでしょうねえ。

続く


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