ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

久し振りの伊吹3

2024-10-22 21:03:18 | 山行き

この久しぶりに伊吹に登った日は
気候的にはとてもいい日でした。



まだまだ夏の暑さは残っているけど、
秋の空に替わってゆきつつある景色です。
中央登山口を歩いていくと、
大きな山小屋の横にたどり着きました。

いまはここで食堂なんかもあります。
そもそもこの山は、3億年も前の
海底火山だったと言われています。

地層の中にはサンゴのかけらなんかで
できた石灰岩も多くあり、
大阪セメントによる掘削などで、
山半分は大きく崩れています。

それから人の世となり、
ここでは神話や日本書紀で
いろんな話が生まれました。
古事記ではこの山の神は
牛のように大きな大猪と言われており、
それをやっつけに来た日本武尊も
この神に負け、山を降りたと
言われています。
醒ヶ井の水で復活しそうになりましたが、
亡くなったんだそうです。

そういった話があるので、
この山頂に日本武尊の銅像が
立っています。



そこで写真を一枚。



そしてさらに何と、山の神も
像になって残っているそうです。
それがこれ。



建物の隙間からこちらをにらんでいます。
知らなければなにが何だかわかりませんが、
何となく山に登ってうろうろしているだけで、
人々の時代を超えた長大な話に
気がついたりもするものです。

さあでは時間もお昼になってきましたね。
山小屋に行けばビールもしっかり
飲めるのですが、あきませんね。
車で来ています。

あちこちに置かれたベンチのそばで、
ガスコンロをつかって
暖かいみそ汁を作り、
持参のおにぎりをいただきました。



そのあと、何軒か設けられている
立派な山小屋でコーヒーをいただきながら、
そこに掲示されている
いろんな花の写真を見せていただいたりました。



すごいですねえ、この山は、



もう高山植物の見本のような場所ですね。



海から盛り上がってきた山が、



こうしていろんな花を
咲かせるのはどういう歴史が
あったんでしょうねえ。

野草園を作って人が持ち込んだ
というのもあるのでしょうが、
そもそも独立峰的にそびえる山に、
こんなにたくさん種類の花が
あるなんてねえ。
もう我々は自然の不思議さに
驚くばかりです。

そんな山小屋を出て、
ここでこの山にある
一等三角点を確認しておかないと
いけませんね。

荷物を背負って向かってゆきましょう。

最近はどこの山も高齢者が多いのですが、
ここもそうですね。
あちこちで敬老会議を開いてはります。

そしてなおかつここは気軽に
登れるので、若いアベックが
普通の服装で来ているのも結構います。

日本百名山一つという
メジャーさがたくさんの人を
連れてきているのですね。

あんなにガラガラだった駐車場でも、
こんなに多くの人ですから、
満車だったらものすごい人なんでしょうねえ。

そうして尾根の上を歩いていくと、
おおありましたよ。
ここが一等三角点です。



三角点の周りには石がいっぱい
置かれてわかりにくいですねえ。



意識している人でないと見落としそうです。
ここには小さな看板と木の
案内板もたっています。
でもねえ向うの方にもう少し
標高の高そうなところもありそうなんですが、
どうなんでしょうか、
三角点としてはここが最適
なのかもしれません。

続く


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