ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

膝が笑った槇尾山2

2021-05-14 21:33:09 | 山行き

途中にある植物も、春真っ盛りですねえ。

さかりのシャガのほか、



タチツボスミレ、



白いスミレ、



ジロボウエンゴサク、



キイチゴなんかが咲いています。



ミセスは山門のところで
貸し出ししている杖をとりました。



こんなサービスをしているんですねえ。

ゆっくりと山道を登り、
階段を上ってゆきます。
花なんて帰りに
見てみるわって感じですね。
でも実はここは斜面が急傾斜なんで、
ほんとは帰りの方がハードなのになあ・・。

参道の上の方に行くと、
ヤマブキなんかも咲いています。



それにしてもこのあたりの階段は
懐かしいですねえ。
むかしはここをえっちらおっちら
走って登りましたねえ。
登っている人らが

「あ、さっきバスで追い越した人らやあ。
ここまでおいついて登ってるんやあ」
という声が上がったこともありましたねえ。

山門を過ぎて、何度か階段を上ったところに、
弘法大師の御剃髪所跡があります。



そうですね。
弘法大師もここに来ていたんですね。
剃髪所跡なので出来るだけ
近づかないようにしないとね、
とミセスに言うと

「自分の頭髪に出来事を重ねたらあかん」

と怒られました。



そしてその先には御髪堂があります。
ここはしっかり拝んで置かないとね。

最後に急な階段を上ったら、
施福寺の本堂の所にでます。



さあ、ではここに来る前に
コンビニで買ってきた
お弁当を食べましょう。
もちろんビール付きでね。



眺めのいい方に向かって
ウキウキ歩いていると、
その時です。
後ろから声がかかります。

「doironさ~ん。町会長さ~ん。」

え~町会長などと呼ぶとは誰だ?
と振り返ると、女性で帽子を被り
マスクもやってサングラスも
かけているから誰なのか
はっきりわかりません。

「ん~っと、誰?」

「私でーす」と言いながら
メガネとマスクを外します。

おお~なんと町会のマージャン友達の
奥さんじゃないですか。

「町内であまり合わへんのに、
こんなとこで会うとはねえ。
ビール半分あげよか」というと
「そんなん飲んだら死にます」だって。

妹と遊びに来ていたようです。
いやあこんな奇遇なこともあるのですねえ。
後日、そのマージャン友達に聞いたら

「うちの奥さんは10年に一回くらいしか
あんなとこに行かないのに、
そこで会うなんてそっちはどれくらい
山に行ってるねん」と言ってたなあ。

いやいやこちらも一年に数回やで
と答えておきました。

遠くに岩湧山なんかを見ながら、
ミセスと宴会し、
さあそれでは帰りましょう。

遠くの景色を見ながら下ってゆきます。
後ろを見るとミセスがふうふう言ってます。

「大丈夫かあ。死ねへんかあ」
とか声をかけながら下ってゆきます。

どうも急傾斜の下りは、
足の筋肉に思わぬ負荷が
かかりそうです。

下っているミセスに、
どう?って聞くと、
膝にすごい負担がかかっているとのこと。

まあ想定道理ですね。

山門を過ぎて一番の急傾斜を、
おっとっととかいいながら下っています。

それでも何とか参道を歩き終わりました。

するとミセスが立ち止まって
こういうのです。

「あのねえ、わたしの膝がねえ
大爆笑しているの」
ウヒャー、膝に負担がかかりすぎたんやねえ。
見た目も変です。
膝がぶるぶる笑っています。
これはもういけませんね。
何とか車に連れて帰りました。
少し運転してみて、膝はどう?
と聞いてみると、たぶん大丈夫。
笑っている膝でF1みたいな
走りになったりはしないでしょう。

とかいいつつ、なんとか帰宅した。
その日から2日間は家の階段を、
恐る恐る降りている
ミセスだったのでした。

おしまい。


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