寸又峡温泉からバスに乗って、
大井川鉄道の駅へと向かっています。
時間的には約40分のバス旅です。
右に左に揺られながら、
昨日乗車した奥泉の駅に到着です。
しかし今日は終点の千頭駅まで
バスで向かいます。
登りだと30分かかるバスも、
今日のように下りだと
約10分で到着です。
11時20分のバスは
12時ちょうどに到着です。
この駅のところで、昼食ですね。
電車のスタートまで45分ありますから、
駅前のそば屋さんに入りました。
頼んだのは山菜とろろそば。
「え~と、お客さんは電車ですか」
と聞いてきたので「はい新金谷まで」
「ひゃあーそしたら45分発やねえ。急ぐわあ」
といいつつ準備してくれました。
さすがに駅前の蕎麦屋さんですね。
電車の時間にはとても詳しく
親切に対応してくれます。
そしてこの辺りはやはり
どちらかといえば関東の文化圏ですね。
店員の言葉も標準語ポイし、
出てきたそばも関東の濃い色の
出汁のものでした。
残念ながらこのあと車の
運転もありますので、
ビールはなくそばをつるつるっ。
いやあかなりおいしいお蕎麦でした。
関東風の味付けも嫌いではありません。
それに朝から夢の吊橋を目指して
散策してきたので、
少しおなかが空いていましたので、
とてもおいしくいただきました。
さあ、では駅に向かいましょう。
この駅のまわりもちょっと
興味があったんですよ。
でも電車の時間も迫っているので、
少し離れたところにある、
音の体験型の道の駅
「奥大井音戯の郷」にもいかず、
大井川鉄道の象徴である
SL資料館にも入らず、
さあ帰るぞっとホームへ向かいます。
さて、今回乗る電車はどんなのかなあ
と思いつつ入ってゆくと、
おお~なんと今回は元近鉄特急
じゃないですか。
う~んなんか伊勢参りに来ているような
誤解を与えますねえ。
「赤福買わなあ」とちらっと思いましたね。
シートはそれとなく精いっぱいの
手間をかけて補修されているようです。
頑張ってねえ、大井川鐡道。
さて出発時間もすぐに来て、
千頭駅に泊まっている
トーマスなんかを眺めながら、
少し古そうなモーター音を
響かせて元近鉄特急は
スタートしてゆくのであります。
電車内はこんな感じ。
何とこの車両内に乗客はだれも
いませんでしたよ。
もっと利用者がいたらいいのにねえ。
電車の旅は千頭駅から新金谷まで
1時間10分。
元特急電車なのにのんびりと走っていきます。
往路でも見ましたが、
このあたりほんとに
お茶が多いですねえ。
あちこちに茶畑があります。
こんなお茶の生産を支えるためにも
大井川の水が役に立っているんでしょうね。
でもこんなにちょろちょろとしか
流れない大井川に
そんな力があるんですかねえ。
もしかしたら紀の川のように
特殊な水路が作られているのかなあ。
とりあえず、馬でも越せれる
大井川になっていたのは驚きでした。
電車は町に中を走るようになり、
ついに新金谷に到着しました。
色んな事があってとても楽しい旅でした。
何よりも大井川鐡道にのって
寸又峡に行くというのは
長年の旅の目標でした。
それがかなったうえに、
いろんな山歩きもできてよかったです。
でもねえ旅はまだ終わってはいませんよ。
新金谷の駅前に止めてあった
車に乗り込み、帰宅してゆきましょう。
新金谷を出発したのが
午後二時ころでした。
行きと同じく新東名や湾岸道をとおって、
同じく4時間半の旅。
越すに越せれた大井川の旅。
これにておしまいです。
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