一等三角点も堪能しました。
一等だからって見晴らしがいい
というわけでもないのでしょうが、
周りからこの山を見た時の印象はとても濃く、
琵琶湖沿いなんかからだと
特に大きな山に見えるもんね。
なので逆にこの近くの展望台からは
いろんな山が見えるはずです。
残念ながらこの日は雲が濃くて
遠くは見えませんが、
展望台の案内板の説明によると、
白山や鈴鹿の御在所岳や霊仙も見えるようです。
あ、乗鞍や御嶽も案内にありますね。
それから何と槍ヶ岳の案内も。
見えるのかな?
山頂からの展望をしっかりと
確認した後は
帰りは最初の計画通り
西登山道を降りてゆきましょう。
三角点から山小屋の横を抜けて、
こんな案内板を見ながら進んでいきます。
道は、土の上にごろごろと
石があるので歩きにくいです。
対して岩だらけの山ではないのですが、
この道はかかとの硬い靴の方が
歩きやすいかもしれませんね。
道案内に下山道の案内があり、
ここから6kmで二時間半と書かれています。
全部登ったら結構ハードですね。
そういえば伊吹山をのぼるレースも
ありましたね。今もあるのかなあ。
そしてここには琵琶湖の展望台も
あるのでのぞいてゆきましょう。
動物除けの柵を超えてのぞいてみますと、
ん?これは、琵琶湖の上空は
雲で満ちています。
これは残念ですねえ。
しばらく見ていましたが、
あきらめました。
西登山道はくるりと山を
回るようにして下ってゆきます。
途中ではえている植物は、
ほとんどが中央登山道と同じでしたが、
これがあったらいいなあと思っていた植物が
一株だけ見つけました。
それがこれ。
アケボノソウです。
花弁は5枚で、一枚一枚黄色い模様があります。
小さいけれど、映像的にも
とてもきれいな花です。
じっとのぞき込んでみたら
見惚れてしまいます。
そうしてずっと山の斜面を、
やがて見えてきた駐車場に向かって
ルンルンと降りてゆきます。
9合目から少しの間の上り下りですが、
いい山でしたねえ。
百名山の深田久弥はこの山の山頂で
ゆっくりとすごした一時間は
まるでこの世の極楽であった
とこの山を評価しています。
確かに今の時期でも様々な植物があるけれど、
花好きな人にとっては
この山のいい季節は夏前である。
全山石灰岩のこの山に咲く春の花々の
素晴らしさは、忘れられません。
doironが山の花に興味を持ったのは、
春先にこの山に登った登山が
あったからかもしれません。
高原に咲くフクジュソウやニリンソウ、
カタクリやザゼンソウ。
花の名前を覚え始めたころに、
ここで初めて見た植物も
たくさんあります。
doironにとっては、この山で見つめた
お花畑のひと時はまるで
植物図鑑に放り込まれたような
そんな時間でありました。
秋には紅葉、春には花畑の旅が
ここはいいような感じです。
ずっと西登山道を降りてゆくと、
山小屋の横がくつろぎ空間になっています。
こんな看板もありますね。
そしてあの芭蕉が奥の細道の
最終盤で歌った歌の碑があります。
「そのままよ 月もたのまし 伊吹山」
ここでは伊吹山は秋の名物の月なども
いらない見事な景色を作っている
というそんな歌です。
さあ、これで伊吹登山は終わりですが、
このあとまだ周辺観光に出かけます。
続く。
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