小さな世界

その昔、家にステレオAVデッキがありました。
スイッチを入れると音響メーターに灯りが点いて、明るくなった箱の内側を
イヤホンジャックの穴から中を覗くのが好きでした。
ちっちゃい穴から覗いた世界に何か住んでいそうなそんな気がしていたんだよね。

ちょうどそんな頃にスプーンおばさんとかとんがり帽子のメモルを見て
色々楽しい想像をしていたんだったかなあ。
メモルはキノコのお家とか、フクロウに乗って空飛んだりとか
小人だけど実は宇宙人でさりげなくSFとか、今観ても心躍る作品だなあと思う。

あと同じ時期に物凄く好きだったのが
いわむらかずおの14匹のねずみが出てくる絵本。
引越しする話とあさごはんが当時家にあって
どんぐりの粉で作ったどんぐりパンというのがあさごはんに出てきて
どんな味がするのかなーと心巡らせたものです。

そんなこんなで借り暮らしのアリエッティは凄い楽しみ。