Hello from the BoreBore Isrand.

ひびのあれこれ

名もなき男の歌

2014-06-20 11:10:13 | 映画
インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌を観てきました。

若き日のボブ・ディランが配役にあったのでラストデイズみたいな実在のミュージシャンを題材にしている作品なのかと思っていたら一応モデルになった人はいるみたいだけどフィクションなのね。

冒頭で少しドキっとするけどゆるい感じで始まったので安心した。
猫に振り回されるおっさんていう図式が可愛らしい。
劇中で流れるどこか懐かしい歌の雰囲気が良かった。
あとキャリー・マリガンが可愛かったな。

ただ、主人公の置かれた状況が本当ににっちもさっちもいかない感じなのと、主人公が自分の今後の身の振り方に対して目立ったアクションを起こさないままなので、コメディだけどちょっと救いがない終わりな感じがした。

タイトルの名も無き男の歌っていうのが本当にその通りかも。
ある売れないミュージシャンのうだつの上がらない1週間なので観る人をえらびそう。

結局ボブ・ディランが誰だったのかよくわからないままなのが自分的には引っかかってる。
アルの友達の警察にしょっ引かれてしまう人がそうだったのかなあ。

グスコーブドリとペンネンネンネンネンネネム

2014-05-09 16:22:59 | 映画
スギイギサブロー版グスコーブドリの伝記をやっと観ました。

公開当時すごく楽しみで、前夜祭的な銀河鉄道の夜のリバイバル上映にも行ったぐらいだったのに色々けちがついて見る気が失せてしまい、結局この前のGWの深夜の放送まで手つかずでした。

原作を大分改変しているというのは前もって知っていたのでさほどショックではなかったけれど、原作で好きな箇所が丸々削られてたのは少々残念でした。

キャストに文句つけてる人いたけど自分的には不満はないかな。
目立って酷かったのはネリの役の人くらい、本筋が変わったことで出番が殆どないので目くじら立てるほどのこともなく。

イーハトーブ市のスチームパンクっぽい街の風景はすごく良かったし、話も大筋はそこまで変わってしまってはいなかったように思う。
ただ、最後の見せ方だけもうちょっとどうにかならなかったのかな、と思います。

原作未読ならもっと素直に受け取れたのかな。

映像的には本当に素晴らしかったので映画館で観ても良かったのかも。

原作を読んでいる人は見る前にペンネンネンネンネンネネムの伝記も読んでおくことをオススメします。

ここからネタバレっぽいこと書きます。

















コトリはおそらく死神みたいな扱い。
ブドリがネリと再会できないのはコトリが出てきた時点で死んでしまったと考えれば納得できなくもないかも。

夢パートは観終わった直後は正直なにがなにやらだったのだけど、グスコーブドリの習作であるペンネンネンネンネンネネムの伝記の要素も入っているというのを何かで見たので読んでみて納得。
世界裁判官とかネリが夢の世界のサーカスで働いてるのもペンネン~からきてるっぽい。
夢の世界の住人がばけものなのもたぶんそう。

夢パートでタイタニック号の3人が出てくるのはいいけど銀河ステーションはやめてほしかったかも…。

赤ひげのおかみさんがしっぽぱんぱんしててぬこっぽい動きするの良かった。

てぐす工場の扱い、なんで夢オチみたいにしてしまったのか。
あそこで火山の噴火が起こることで後の火山局に繋がって話に深みが出ると思うのに。
みんなに生かされてるというのはてぐす飼いも含まれると思うんだけどな。

クーボー博士の模型…みたかったな…。

ラストシーン、小田和正の歌が流れた辺りで寝落ちしてしまって3度くらい観直したけど正直さっぱり頭に入ってきませんでした。
冒頭に雨ニモマケズ~の詩を朗読する場面があるのであの詩になぞらえて誰にもしられずに最期を迎えたと考えれば納得できなくもないけどそれにしたってもう少しどうにかならなかったのか。
原作での火山を噴火させるために残るということを知らなかったらもっとわけがわからないだろうと思う。
津波の描写があってカットされた場面があるとかないとか噂になっていたけどあんまり関係なさそう。

小田和正の歌すごくいい曲だったけどあの場面で流れるのはものすごくちぐはぐかつチープに感じた。

イーハトーブ市の場面でなぜかFF12を思い出した。
モノレールで移動するのが帝都アルケイディスっぽいからかな。
あと残念な終わり方するのも…似てほしくなかったけど。

永遠の0

2014-02-06 01:42:16 | 映画
予告観た感じ割とイメージから外れてないキャストだし、評判もいいな
という事で少し期待してしまっていたのかも。

キャストの演技は良かったと思うし艦隊戦の映像もよく出来ていた。
にもかかわらずものすごく肌に合わない作品に仕上がっていてすごく残念でした。
途中から制服萌えと岡田くんかっこいいなーとか
現実逃避してしまったぐらいダメだった。

宮部の事に絞った内容になるのだろうというのは予想していたけど、それにしたってなんだかなー。
靖国問題とかで制約があったのかなーとは思うのだけど
いくらなんでも戦局とか時代の説明をすっ飛ばしすぎでしょ。
せめて母艦の説明くらいはあっても良かったのでは…。
現代のパートもあんな改変するくらいなら最初と最後だけでよかったんじゃないの。

泣かせようとする演出が露骨すぎてかえって覚めてしまい
あれほど泣きながら原作読んでいたのに全く泣けなかった。

映画をキッカケに原作に興味を持ってくれる人が増えるといいな…。

静かの海

2014-01-31 02:42:49 | 映画
ゼロ・グラビティ、エンダーのゲームと立て続けに宇宙もの観てきました。

ゼロ・グラビティ
ストーリーは少し首を傾げるところもあるけど映像と演出は素晴らしかった。
宇宙を漂う時の静かな雰囲気と
その対比みたいな最後のシーンは好きです。

エンダーのゲーム
古典SFというのを事前情報で知って楽しみにしていたんだけど
ストーリー展開がちょっと駆け足気味な感じが残念。

無重力空間でやる戦略ゲームみたいなのが面白そうだった。
ハリソン・フォードが出てたんだけどメチャ年取ってて衝撃だった。
こんなにおじいちゃんだっけか。

最後バッドエンドにも取れるなーと思ったけど
原作ネタバレ見て決してそんな事はなかったことに安心した。
結構大事なエピソードが映画では丸々省かれていたようなのでそのうち原作読んでみよう。
あとエンダー役の子どこかで見たことあると思ったら
ヒューゴの不思議な発明の子だったのねん。なるほど納得。

エターナルサンシャイン

2014-01-13 03:04:35 | 映画
年明けにMXでやっていた録画を消化。

すごく好きな作品とはいえ久しぶりに観てみると大分内容忘れてた。

改めて観てみると、実はキルスティン・ダンストが結構重要な役どころだったのね。
酔って半裸でベッドの上を飛び跳ねてた印象しかなかった…。

崩れていく浜辺の家と雪がつもった波打ち際を歩いているシーンが好きです。
雪が積もった浜辺はなかなかお目にかかれない光景の様な気がするので
映画を観た当時も凄く印象的でした。
日本でこういう風景見れるところあるんだろうか。
あるなら行ってみたいなあ。

忘れた方がいい事もあるけど憶えているからこそ前に進める事がある。
今は悲しくて辛くてもいつか時間が経って思い返したら
あの時間は無駄じゃなかったと思えるようになるから。