Hello from the BoreBore Isrand.

ひびのあれこれ

姉の結婚

2012-09-05 13:34:36 | 本の虫
不倫の話と言うのと、帯のキャッチが自分にとって痛いところを突き過ぎてて
買うのが恥ずかしいなコレ…と思っていたのだけど好奇心が勝って買ってしまいました。

既婚男性に求愛された三十路女子をめぐる話なんだけど
作者が描きたいのは不倫問題のごたごたではなくて
男女の恋愛模様なんだよなあと思うので
そこだけに注目するようにして読んでみたものの…
主人公を追いかける男性に全く魅力を感じなくて
そこに付随して主人公にもイマイチ共感できなかった。

主人公も男性もあまりにも非常識過ぎてちょっと理解の反中を超えてた。
まずいくら結婚生活がうまく行っていない(W不倫状態)からとはいえ
不倫に走っていい免罪符にはならないと思う。
それに加えて主人公を追いかける男性の求愛手段がストーカーにしか見えない。
職場に乗りこんで来た上に営業妨害まがいだったり脅迫めいたことするのとか
どんなに見た目と肩書が良い人でも気持ち悪いよ…。

なのでそんなストーカーみたいな人に対して
簡単に体の関係を持っちゃう主人公にもどん引きした。
過去に辛い経験があって投げやりになった末の行動…と取れなくもないけど
いかんせんまだその事について記述が無いので何とも。
いくら投げやりになってたとしてもまともな神経してたら
こんな非常識な人にはよろめかないと思うな…。

この人の作風は好きだし、どういう結末を迎えるのかも気になるけど
どう終わってもきれいには終わらなさそう。
途中でくじけなければ一応結末は見届けたいと思います。

東京タワー

2010-06-12 17:53:48 | 本の虫
積読消化。
おかんとぼくと~ではなくて、江國香織の方。

またしても年の差恋愛もの。
まあ、たまたま読み止しにしていた本が重なっただけなのだけど。

スイーツ(笑)とか言われそうだけど、この人の文章の空気感が好きかも。
他の作品も読んでみたいな。

詩史がすごく非現実的な存在でそれがかえって良かった。恋愛物というよりファンタジーだよなこれ。

映画も観ようとしたけどここちらは駄目だった。
キャストは間違えてないけど、詩史の店が出て来た時点でなんか違うと思って先が観れなかった。取り巻く舞台のイメージが全然違うんだよね。
あと寺島しのぶは龍馬伝観てるせいか乙女姉やんにしか観れないとかね。

まあもうちょっと時間おいて観てみようと思う。

娚の一生

2010-06-10 00:36:05 | 本の虫
西炯子の漫画、昔好きだったなーという懐かしさと
年の差恋愛というところに惹かれて大人買いしたものの、主人公の思考が自分にも思うところがあって辛くなってちょっと積んでた。
あ、うーんと昔の恋愛を引きずるという部分についてね。
不倫に走るのはよく解らない。

3巻の展開がちとええー!?てなったけど、
面白かったですよ。
カイエさんみたいなおじ様におらも告られてみとうございます。

あたし彼女

2008-10-04 23:33:31 | 本の虫
巷で話題の「あたし彼女」、話のタネに読んでみた。
恋空は途中で投げ出したけど、これは最後まで読めたよ。

最初ギャル丸出しな主人公に、うわー無理と思ったけど、読み進めてみると身に覚えのある事があって感情移入したおかげで一気に読めた。
文章も一部だけ取り出して見てると、バカ丸出しと感じるけど、ケータイで読む事を想定した考えられた文体なんだなあと気づかされる。
これを小説というかどうかはともかく恋愛体験談ブログと思えば読めるもんです。

内容も、暴力とかレイプとかドラッグとか意味不明な不幸な境遇話じゃなくて、よくある普通の純愛ものな所も良い。
ギャル特有のサバサバしていて不幸ぶらない気質も拒否反応を起こさなかった部分かも。
これで主人公が薄幸オーラ丸出しな女だったら逆に最後まで読めていなかったと思う。

ソフトバンクだと彼氏のメールがうんこ絵文字になるらしいのだけどDOCOMOは作者が想定したとおりの絵文字だったようでありちと残念。
執筆に使ったサイトのせいなのかキャリアの共通変換のせいなのかがちょいと気になるところ。

銀河の歴史がまた1 ページ

2007-09-22 11:40:59 | 本の虫
CR銀河英雄伝説とか冗談かと思っていたらマジで出たんだね。
やる人いるんかいな…。
パチンコ屋には行かないのでゲーセンにあったら触ってみよう。

その話題でふと最後まで読んでいないなあと言う事を思い出したら読みたくなり文庫で集め直してます。

田中芳樹作品は流行っていた当時は銀英よりアルスラーン戦記が好きだったんだよね。
銀英も一応全巻揃えたはずなのだけどノベルズ本の2段に段組されているのが嫌いだったので数年家に放置した覚えが…。

アルスラーンの方が一向に2部が始まる気配が無かったのと創竜伝はちと肌に合わないというのがあって読み出したらゴールデンバウム王朝の下りが退屈過ぎて挫折。
まあそれでもやっと読み出したらラインハルトを影で支えるキルヒアイスの関係が好きになり、2巻の最後で赤毛の人がお亡くなりになると同時にモチベーションが下がり…以下繰り返しで5巻まで読み進めたもののやはり最後を見ていないんだな。
そのせいか久しぶりに読んだ1巻はやたら鮮明に内容を覚えていて我ながら呆れた。
恐らくは、赤毛死ぬ→放置→そろそろ続き読むか→内容忘れてる→じゃあ1巻から…みたいなループがあったからではないかと思うけど。
何回同じ事していたのやら…。

今は確か文庫が出ていたなと思って探したら、版元が創元社になっていてビックリ。
版権移動したのかね。
徳間書店=ジプリと銀英でもっている、みたいなイメージがあったので版権手放したのはとても意外。

今年の1月に1巻が出て以後隔月刊行ということはまだ4巻までか。
私ののろいペースなら続きが気になるとかいう事にはならないだろう。