どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ベスト・オブ・ザ・ベスト@ブリヂストン美術館』なのだ

2015年04月13日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<鮮魚らーめん 五ノ神水産>でランチをしたぼくらわ 東京駅に移動して ブリヂストン美術館で 5月17日まで開催している<ベスト・オブ・ザ・ベスト>を見たのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

ルノワール<すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢>なのだ


ブリヂストン美術館の作品の中で1番好きで ちょっと背伸びしたかのようなジョルジェットが可愛いのだ

思ったよりも 筆致が細かかったのだ


もう展示は終わってしまったんだけど 山下新太郎が描いた<供物>がいいのだ

この作品が3月29日までって知って ぼくらわ 急いで見に行ったのだ

優しい色で見ていて癒されるし 山下新太郎の妻の青い瞳にうっとりしちゃうのだ

2004年あたりに 山下新太郎展を開催していたみたいで 図録も見れるようになっていて ぼくらわ 展示されていた作品をサッと見てみたんだけど この作品が1番良かったのだ


モネが描いた<黄昏、ヴェネツィア>なのだ


水平線を境に 赤から黄色 青へ色が薄くなる情景がキレイだし 空と海のグラデーションが良くてずっと見ていたくなる作品なのだ


ドニ
<バッカス祭>なのだ


楽しい楽しい人物と動物たちのお祭りなのだ 色がべったり塗っている印象を受けるから 壁画のような感じがするのだ

あと バッカスよりも 黄色のトラが目立っているような気がするのだ


藤田嗣治<猫のいる静物>も良かったのだ


ブリヂストン美術館わ この展覧会の後 休館して 3~4年わ 見れなくなるので その前に1度見ておいた方がいいと思うのだ

ぼくらが好きっていうのもあるけど ルノワールやモネわ 素晴らしいし ぼくらわ そんなに惹かれないけど ピカソやマチスなど 素晴らしい作品もあるので ぜひ ご覧くださいなのだ


あと 工事が終わって 再開しても ポストカードのお値段わ 50円でお願いしますなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

ブリヂストン美術館 <ベスト・オブ・ザ・ベスト> 5月17日(日)まで

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/




展示構成

彫刻ギャラリー

ブリヂストン美術館の歩み

印象派の誕生

印象派と象徴派

日本の洋画1

日本の洋画2

セザンヌとピカソ

マティスと20世紀美術1

20世紀美術2

古代美術

戦後美術

石橋財団コレクションは、現代2500点あるそうで、そのうち約1600点は、ブリヂストン美術館が所蔵しており、この展覧会では、その中からベストセレクションの161点を展示しています。


気になった作品

52.エドゥアールマネ 自画像


マネの自画像は2点のみだそうで、全身像は、確かこの1点のみだったと思います。47歳頃の作品で、自身に満ち溢れているような感じを受けます。この作品は、よく貸出以来があるそうで、重要な作品。

殴り書きのような筆致をしていました。


59.クロード・モネ 睡蓮


睡蓮の連作の中でも、最初期のもので1903年に描かれたもの。湖面が澄んだ感じに見えないので、曇りの日に描いたような気が・・・。でも、淡い色合いがキレイでした。


60.クロード・モネ 睡蓮の池


no.60の作品は、横長だか、こちらは縦長で、1907年に描かれたもの。この絵と同じ連作は15点残されているそうです。湖面に映る柳の葉や赤みが買った空の色が美しい。可能であれば、その15点をまとめて見比べをしてみたい。


61.クロード・モネ 黄昏、ヴェネツィア


解説に一部には、こう書かれています。
『描かれているのは、夕暮れのサン・ジョルジュ・マッジョーレ教会、昼から夜に映り変わる地球のドラマを見るかのようです。』


62・ギュスターヴ・カイユボット ピアノを弾く若い男


<カイユボット展>でも見た作品。ピアノを弾いているのは、弟のマルシャル。全体的に上品な印象を受ける作品。


63.ギュスターヴ・カイユボット イエールの平原

新収蔵作品だそうで、パステルで描かれた緑が青々として平原で、見ていると吸い込まれそう。


64.ギュスターヴ・モロー 化粧


エキゾチックな女性が水彩で描かれ、水彩の色合いや色の濃淡が面白い。


66.ピエール=オーギュスト・ルノワール すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢


解説には、こう書かれています。
『注文によって描かれた4歳の少女は、幸せな空気に包まれています。わずかだけれども確かな微笑みが、彼女自身の未来を祝福しているかのようです。ルノワールはシャルパンティエ家の肖像画を7点も制作しました。この絵がその第一作で、ルノワールの肖像画家としての名声を得るきっかけのひとつとなりました。』


67.ピエール=オーギュスト・ルノワール 少女


パステルで描かれた作品で、確か山形県美術館にも似たような作品があったような・・・?

解説によると、ルノワールは同じ年に姉の肖像も描いていて、そちらの作品が山形美術館のものなのか?それとも同じモデル(シュザンヌ・アダン)のものか?


68.ピエール=オーギュスト・ルノワール カーニュのテラス


南仏カーニュのだからか、色が明るい。ルノワールの風景画はあんまり惹かれないのだが、カーニュを描いた作品は、色合いが好きなので、やけに惹かれる。


77・モーリス・ドニ バッカス祭


解説には、こう書かれています。
『杖を手に、ヒョウが引く二輪車に乗っているのが、ローマ神話の酒神バッカス。周囲ではバッカントと呼ばれる呼ばれる女信徒たしが楽しげに行進しています。この絵はジュネーブの毛皮店「ベンガル虎」の注文で描かれた作品の下絵。そのためか、目立つところに店名にちなんだ虎が描かれています。』


83.藤島武二 黒扇 重要文化財


留学先のローマで描かれたもので、スペイン趣味を反映された作品だそうだけど、私には彼女の来ている白い衣装がウエディング衣装のように思えました。うろ覚えですが、この作品は藤島武二が一旦売ったが、売主から戻してもらったような・・・?


86.山下新太郎 供物 ※展示終

解説には、こう書かれています。
『モデルは妻の誉花(よはな)。彼女はドイツ人と二音人との間に生まれました。手に持つザクロは鬼子母神へ捧げるお供え、長男・登が生まれた直後のことで、山下は、子育ての神様である鬼子母神と妻をやさしく重ね合わせています。明るく柔らかい色使いは印象派に学んだものです。』


102.ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール


セザンヌは、たくさんおヴィクトワール山を描いているが、この作品は最晩年のものだそうです。


115.ポール・シニャック コンカルノー港



138.アメデオ・モディリアーニ 若い農夫


久しぶりにモディの作品を見た。やっぱりアーモンド形の瞳に、首から顔にかけて細長くしていて、やっぱりいいなぁ~って思った。


155.ザオ・ウーキー 07.06.85

作品名は、仕上がった年月日だそうです。青が特徴の作品で、いろんな青があり、私は海を連想しました。荒々しさと穏やかさの両面を描いている。


156.ザオ・ウーキー 風景2004 ※展示終了

画面全体が薄緑色(黄緑色?)で、左からうねる線たちは、私には、龍の通った道筋のように思えました。


改めてブリヂストン美術館は、素晴らしいコレクションを持っていると思いました。しょうがないことなんでしょうけど、しばらくの間休館してしまうのは、残念のような気もしますが、もっと素晴らしい空間で見れると思うので、それを楽しみに待っていたいと思います。

3月末より、少し展示が変わったようなので、5月くらいに、もう1度見に行こうと思います。


私が見た時(3月下旬)は、展示してなかったのですが、今は石橋美術館のこちらの3点も展示しています。

青木繁 海の幸



青木繁 わだつみのいろこの宮



藤島武二 天平の面影



この後わ 三菱一号館美術館に移動して<ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 ~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ