<聖林館>でランチをしたぼくらわ 一駅先のBunkamuraに移動して 6月29日まで開催している<超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵>を見に行ったのだ
今回わ えこうが感想を書くのだ
Bunkamura <超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵> 6月29日(月)まで
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_choshajitsu2.html
この展覧会は本来、3月中旬から5月中旬までの予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で、何日か開催して中止になっていたが、会期延長で再開。ホキ美術館所蔵の作家28人、68点の作品を展示していて、ホキ美術館を代表する作品が展示。
気になった作品
3.森本草介 横になるポーズ
アングルのオダリクスのような美しく滑らかな背中の裸婦が横たわっている。このモデルは美術展のレセプションで出会った理想的な女性に一大決心をしてモデルを頼み、その後長く描き続けたそうで、作者にとっては、モデルの女性は女神だったのでは?
12.野田弘志 手吹き花瓶のバラ
重厚感のあるバラでした。
17.生島浩 5:55
フェルメールのように左から光が差す空間に女性が描かれており、タイトルの5:55は、モデルの帰る時間が6時でそわそわしている感じ絵を描いた逸話が独り歩きしてしまったそうです。
なんとなくですが、指の感じにそわそ空が出ているような気がする。
この作品が目当で、ずっと前から見たくてやっと会えた!
18.生島浩 card
フェルメールの天文学者のような作品だが、画面全体が黒で統一されていてカッコいい。モデルは女性でタイトルの通りカードをやっており、占いをやっているのではないかと思った。
29.五味文彦 レモンのある静物
瑞々しいレモン、錆びた缶、レースの上に食べかけのパンが書かれた静物画で、これはすごかった。
32.島村信之 幻想ロブスター
ロブスターを2mくらいの大きな画面に描かれいるので、別の生き物というか、人間がロブスターを食べるはずが、こちらが捕食されそうな感じにみえて怖い。
54.藤原秀一 ひまわり畑
描かれているのは、広島の観光農園のひまわり畑なのだが、20年くらい前に見た映画の「踊れ!トスカーナ」を思い出した。でも、この作品のひまわり畑は、湿度があるような気がする・・・。
57.塩谷亮 光韻
フィレンツェ留学中に出会ったアパートの大家の息子シモーネを描いた作品だそうで、椅子に座った彼の背景の壁に当たる光がシモーネから発するオーラのように思えてくる。
58.塩谷亮 月洸
2つで1つの対の作品のようで、闇夜に浮かぶ、青々とした竹林が描かれており、この作品を見ていると、静寂、畏れ、神々しさなど様々な感情が出て来るような気がした。
66.鶴友那 ながれとどまり うずまききえる
ミレイのオフィーリアのよう?に渓流の水に浸かる女性が描かれ、川の水の表現がいい。上手い表現が見つからないが、光沢感のあるゼリーのようでした・・・。
68.小木曽誠 森へ還る
1番最後に展示していたこの作品だけ写真がOKでした。
あと、島村信之の<ニジイロクワガタ -メタリック->も良かった。
今回は、作品の画像を載せてないので、展覧会のチラシを載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
正直、この展覧会も見れずに終了と思っていたので、会期延長して開催いて下さって、関係者の皆様ありがとうございます。
ホキ美術館の代表作の数々が見れましたし、なんといっても、念願だった<5:55>に会うことが出来たのが良かったです。
あと数日で終わってしまいますが、オススメだと思いますよ。
今回も素晴らしい作品を見れたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。
ありがとうございます。