※このブログわ <福田美蘭展>のネタバレを含んでいるので 行こうと思っている人わ 読まない方がいいかも?なのだ
トーハクの<秋の特別公開>を見たぼくらわ 東京都美術館のギャラリーA・B・Cで 9月29日まで開催している<福田美蘭展>を見たのだ
ぼくが気になった作品をちょっとご紹介するのだ(※ギャラリーAの作品のみ 撮影OKだったのだ)
<秋-悲母観音>なのだ
『救われて 良かった』 って思ったし ずっと見てると 温かい気持ちになっていくのだ
<涅槃図>なのだ
これわ 福田美蘭のおじいちゃんの童画家、林義雄が亡くなった時に描いたもので 周りにいるのわ おじいちゃんが描いた生き物たちなのだ きっとおじいちゃんが亡くなった時にも 実際にこんな風にお迎えに来たかも? って思ったのだ
<銭湯の背景図>なのだ
銭湯でよく見るような富士山の絵の中に いろんな会社のロゴマークなどが隠れキャラのように入っているのだ ぼくらわ そのマークを数えてみたけど 15個あったのだ
ネタバレになるけど 15個の会社名の載せておくのだ(※?がついているのわ 間違っているかもなのだ)
『JTB』 『ワーナーミュージック?』 『HMV』 『UNIQLO』 『FUJIFILM』 『asahi』 『ケンタッキー(カーネルおじさんのマーク)』 『リボビタンD』 『NTTのマーク』 『NOVA』 『すかいらーく』 『PIZZA-LA』 『マルドナルド』 『マツモトキヨシ』 『クリネックス』
福田美蘭展を見て思ったのわ 発想や着目点が面白いと思ったし 会期末だったけど 見に行くことが出来て良かったのだ
明日で終わってしまうけど 図録が売切れてしまうくらいの展覧会だし インパクトがあって 面白いので 行こうか迷っている方わ ぜひ なのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
東京都美術館 <福田美蘭展> 9月29日(日)まで
http://www.tobikan.jp/museum/2013/2013_fukudamiran.html
展示構成
Ⅰ 日本への眼差し
Ⅱ 現実への眼差し
Ⅲ 西洋への眼差し
Ⅳ 今を生きる眼差し
90年代以降の代表的な作品と、この企画の為に制作された新作など、合わせて約70点を展示しており、ギャラリーAの<Ⅳ 今を生きる眼差し>は、作家蔵のため、写真撮影が可能でした。
気になった作品
Ⅰ-2-1.水墨山水
山水画の中に、不釣り合いな『眠る白雪姫と小人たち』が描かれている。これは、富士山の下の雲の中に描かれており、富士山の不死と、生き返る白雪姫を暗示させているそうです。
Ⅰ-2-2.旭日静波
タイトル通り、静かな波の上に朝日が描かれているが、太陽の形が、ハート形となっていた。これは、日本では、朝日を赤い丸という記号にして、深い精神性象徴としてきたが、西洋で、これにいちばん近いものはハートの形ではないかと考え、置き換えたそうです。
Ⅰ-15.銭湯の背景図
解説には、こう書かれています。
『銭湯を広告の場として利用するということは、昔から行われてきた富士山と水の風景というポピュラーなイメージの中に、現代の広告を組み込んだ。背景画は銭湯の視覚的遊びの部分でもあり、ここでは広告を探し出すゲーム性を込めて、ロゴマークが隠し文字になっている。』
Ⅰ-19.扇面流図
現代の宣伝で配っている団扇を使った扇麺流図で、背景には、金色の波紋が描かれている。
Ⅱ-11.噴火後の富士
解説には、こう書かれています。
『自然災害に対する備えや復興は盛んであるが、富士山が噴火した後の姿を想像したことがあるだろうか、山が崩れた時の衝撃は、日本のアイデンティティーに深刻な影響を与えるだけにタブーとされている。富士山を思うほど、イメージの中の富士の美が創ってきたと言えるのではないか。』
初見では、確かに衝撃的であったが、見ているうちに、この山頂などが崩れた富士も、美しいと感じてしまった。
Ⅲ-14.ポーズの途中に休憩するモデル
モナ・リザが休憩する場面が描かれ、疲れて気怠そうな表情がいいし、この場面を着目するのが面白い。
Ⅲ-15.床の置く絵
タイトル通り、床にかなり大きな絵が置いてあり、その上を歩いてもいいそうです。はじめの一歩を躊躇してしまう・・・。
Ⅲ-22、レンブラント-パレットを持つ自画像
解説には、こう書かれています。
『レンブラントの晩年の自画像の背景に描かれた2つの大きな円弧は、自らを卓越した絵画技法を示しているとか、会厭は完全なる象徴であるなど、美術史上さまざまなに解釈されてきた。その神秘的な円弧が、実はポケットから何かを取り出そうとしているドラえもんの手であったと仮定して描いたもの。』
ドラえもんの中に、レンブラントの肖像画があって、面白い。さすがにドラえもんの色は通常の青ではなかった・・・。
Ⅳ-7.秋-悲母観音
解説には、こう書かれています。
『2012年、久しぶりに《悲母観音》を見た。人々の救済へ送り出される前に振り返る嬰児の姿は、震災のいたましい状況から救済されたいという想いが連想され、母性への畏敬や子供への慈しみからは強い母子象が浮かぶ。芳崖の独創性は仏画としての観音と童子を母と子に発想した点で、それをさらにストレートに表現するために、胸に抱き寄せる姿にした。背景は被災地の家、船、がれきが沖に流されていく光景。』
※参考として、<悲母観音>を載せます。
Ⅳ-10.涅槃図
解説には、こう書かれています。
『2010年祖父、林義雄が亡くなった。童画家で、100歳まで仕事を続け、最後まで人との交際を楽しみ、体調を崩してからも物事を受け入れるおおらかさがあった。「死というものは宗教的なものかと思っていたが、意外と神秘的なものだ」と語っていた、この作品は祖父の描いた生き物を涅槃図にしたもので、明るく楽しい動物たちのユーモアには戦後の日本の子供たちに向けた祖父の願いが込められているように思う。』
Ⅳ-11.眠れぬ森の美女・オーロラ姫
ちょっとわかりづらいですが、このように模様の中に人物が隠れています。
Ⅳ-12.魔女マレフィセント
Ⅳ-13.鏡
本来は、Ⅳ-12<魔女マレフィセント>のように、映り込むよように正面に立って作品が完成するんでしょうけど、斜めから撮ってみました・・・。
Ⅳ-16.バルコニーに立つ前川國男
Ⅳ-17.風神雷神図
開催した当初は、見に行くつもりはなかったのですが、見た人のブログを読んで面白そうだと思い、行って大正解でした。
パロディのような面白い作品もありましたし、見ていて楽しい作品、また、考えさせる作品など、多種多様で、私に中で衝撃度が高く、年間ベスト10候補の展覧会だったと思います。
この後わ 東十条まで移動して 好きなラーメン屋さんの<燦燦斗>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ
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