結構前のことで もうとっくに終了している展覧会の感想だけど 今わ 神戸に巡回しているし 自分用のメモ(備忘録)としてブログに残しておくのだ
東京都美術館で 7月3日まで開催していた<スコットランド美術館 THE GREART展 美の巨匠たち>を観たのだ
今回の感想も えこうに任せるのだ
東京都美術館 <スコットランド美術館 THE GREART展 美の巨匠たち> 終了しました
https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_scotland.html
公式サイト
https://greats2022.jp/
作品リスト
https://www.tobikan.jp/media/pdf/2022/scotland_worklist_3.pdf
展示構成
プロローグ スコットランド美術館
1 ルネサンス
2 バロック
3 グランド・ツアーの時代
4 19世紀の開拓者たち
エピローグ
スコットランド国立美術館のルネサンスから19世紀後半までの油彩、水彩、素描などの作品約90点が展示していました。
気になった作品
5.アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属) 幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)
19世紀イギリスの批評家のジョン・ラスキンが所蔵していたことから、ラスキンの聖母と呼ばれているそうです。
解説に書いてあったが、同時代の聖母子像と異なり壮大な巨大建築の廃墟が描かれており、キリストの誕生とともに崩壊したという伝記が残る。
荘厳で慈愛に満ちた微笑みの聖母と、指をしゃぶり人間味のある可愛らしさの幼子イエスがいい。
13.コレッジョ(アントニオ・アッレグーリ)(帰属) 美徳の寓意(未完)
中央の女性が色付けされてない未完の作品で、なんとなく思ったのだが、天井画や壁画のようなダイナミックな色使いで描かれているような気がした。
16.エル・グレコ 祝福するキリスト(「世界の救い主」)
世界を表す水晶球に左手を置き、祝幅するポーズを取るキリスト。赤と青の衣の光沢の白がいい。
19.ディエゴ・ベラスケス 卵を料理する老婆
18~19歳の頃の作品で初期の傑作だそうで、右下の台所の品々がいい。
本作のような台所や居酒屋の場面を描いた作品を「ボデコン」というそうです。
21.グイド・レーニ モーセとファラオの冠
椅子に座るモーセと、ファラオの冠を持つ赤子を抱く女性が描かれ、赤子と女性の肌の色が青白い(緑?)なのはなんでだろう?
グイド・レーニの描く女性って優美なイメージがあるのだが、肌の色もあってそのように感じず・・・。
37.ジャン=バティスト・グルーズ 教本を開いた少年
解説の一部には、こう書かれていました。
『少年は手の下に隠したテキストを記憶しようと集中している。その姿は、学びにはひたむきな努力が必要だが、いずれは報われるということを表している。』
少年は教本を読んでいるのではなく、違う場所を見ていたが、その意味は何だったのだろう?
39.フランソワ・ブーシェ 田園の情景(「愛すべきパストラル」) ※左の作品
40.フランソワ・ブーシェ 田園の情景(「眠る女庭師」) ※右の作品
41.フランソワ・ブーシェ 田園の情景(「田舎風の贈物」) ※中央の作品
解説には、こう書かれています。
『花や鳥を差し出す様子は、男性がその女性に愛を捧げていることを意味する。同時代の舞台作品からインスピレーションを受け、ブーシェは1730年代からこうしたロマンティックで牧歌的な主題に取り組んだ。この3点はそれぞれに独立した作品だったが、画家の没後に所有者によって一揃いの作品とされ、そのパリの邸宅に飾られた。』
解釈が間違っているのでしょうが、右の作品(no.39)で寝ている彼女にそっと花を置き、中央の作品(no.40)でロバで通りかかった彼女と話をして、左の作品(no.41)最後に仲良くなった。みたいなストーリーを勝手に作って作品を観てました・・・。
44.トマス・ゲインズバラ ノーマン・コートのセリーナ・シスルスウェイトの肖像
載せた画像だとそう思えないかもしれないが、実際の作品を観た時、描かれた女性と風景が同化しているいるように思えた。
45.ジョシュア・レノルズ ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち
56.フランシス・グラント アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、 ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)
結婚を目前の画家の娘が描かれており、画家の父を見る彼女の視線が優しい。
72.ジョン・エヴァレット・ミレイ 「古来比類なき甘美な瞳」
解説には、こう書かれていました。
『本作のモデルとなったのは、当時子役として活躍していたベアトリス・バックストン。発表当時は《スミレの花を持つ少女》と題していたが、後にミレイ自身が、エリザベス・パレット・プランニングの詩「カタリーナからカモンイスへ」から引用した一節に改題した。摘み取られたスミレの花とともに成長していく少女の純真さと儚さの輝きを表現している。』
映画の一場面のように思えた。あと、いつなのか忘れたが、この作品は観たことがある。(2005年のBunkamuraあたり?)
81.クロード・モネ エプト川沿いのポプラ並木
モネはポプラ並木の連作を23点描いているそうで、この作品はアトリエ舟から晩春と思える景色を描いたみたいで、エプト川に映えるポプラ並木が美しい。
84.ピエール=オーギュスト・ルノワール 子どもに乳を飲ませる女性
この作品も以前に観ていて、赤ちゃんを見る優しい眼差しがいい。
86. ポール・ゴーガン 三人のタヒチ人
解説の一部には、こう書かれていました。
『果実を持つ女性は聖書に登場する誘惑する女のイブのタヒチ版、もう一人の女性は結婚指輪をはめ、義務と責任の道を表している。』
あと、ベルト・モリゾの<庭にいる女性と子ども>も良かった。
チラシの画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます)
スコットランド美術館の作品を観るのは、おそらく15年ぶりくらいで、かなり前なので忘れているのもあるが、以前観て良かったと思える作品との再会は嬉しかったし、初めましての作品も素晴らしくて、見応えがありました。
東京会場は、もうとっくに終了していますが、神戸ではまだ会期が1カ月以上ありますし、オススメの展覧会だと思います。
巡回情報
神戸市立博物館 開催中~9月25日まで
この後わ 御徒町駅に移動して<ファカローピッツァギャラリー>に行ってランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ
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