<パントリーコヨーテ>で美味しいハンバーガーを食べたぼくらわ 千葉市美術館で 6月16日まで開催している<仏像半島 -房総の美しき仏たち->を見たのだ
解説に 『展覧会名の「仏像半島」とは、仏像が質量ともに豊かな、恵まれた半島という意味が込められているそうです。』と載っていたのだ
しかも 今回の展示わ 作品の1点1点に解説文も載っていて 房総半島のたくさんの仏様にお会い出来たのだ その中でも ぼくが気になった仏様を ちょっとご紹介するのだ
同じ展示台に一緒に展示していた<薬師如来立像> & <十二神将立像>なのだ
薬師如来を守る十二神将が みんなかっこ良かったのだ これわ 展覧会のポスターにもなっているのだ
<伝七仏薬師如来像>わ 必見なのだ
中央の1軀のみ 着飾ってない如来形で 他の6軀わ 着飾っている菩薩形なのだ しかも 菩薩形の前方にいた 4軀わ 頭に冠も被っていて なんで違うんだろう? ってちょっと疑問に思ったのだ
螺髪が紫色だった仏様わ 初めてお会いしたし 金色だからかもしれないけど なんとなく東南アジアの仏像のように思えたのだ
重要文化財の<薬師如来坐像>なのだ
光背付きの大きな薬師如来なのだ 大きな光背も美しいし 大きな仏像だから 掌の指と指との間の水かき(縵網相:まんもうそう)まで確認出来るので 掌もよーく見てくださいなのだ
7階に展示していた<釈迦如来立像>も良かったのだ
ドレッドヘアーを頭の上でまとめたような頭髪のお釈迦様で 衣のひだも模様とかが美しいのだ 髪の毛がパンチパーマみたいな螺髪でないし なんとなくだけど ガンダーラなどの西域の仏像のように思えてくるのだ
七階の最後の方に展示していて 5月12日までの展示の武志伊八郎信由(初代 伊八)の彫刻の<倶梨伽羅竜>なのだ
宝剣を飲み込む竜が 剣に巻きつく姿で彫られていて すごくかっこいいのだ
あと 隣に展示していた初代 伊八の作品<石堂寺多宝塔脇間彫刻>の16面の 脇間の彫刻もすごくて 伊八の作品を見るためだけでも この展覧会に見に行く意味があると思うのだ(※<石堂寺多宝塔脇間彫刻>の方わ 全会期展示なのだ)
これわ <石堂寺多宝塔脇間彫刻>の「下り竜」なのだ
この展覧会で 房総の素晴らしい仏様に お会いできたし 初代伊八の作品わ 凄過ぎて ビックリしたのだ
普段見ることが出来ない 秘仏の展示もあるし この展覧会わ 会期末になったら 人気が出て混雑するような気がするので お早めにご覧になってくださいなのだ
ぼくらの経験だと 金曜日・土曜日わ 20時まで開催しているので 夜の時間帯わ きっと見やすいと思うし 初代伊八の作品わ まだ見たいと思っているので 6月にでも もう1度見に行こうと思っているのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
千葉市美術館 <仏像半島 -房総の美しき仏たち-> 6月16日(日)まで
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2013/0416/0416.html
作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2013/0416/0416_list.pdf
展示構成
序章 仏教文化の曙光
一章 平安仏-造像活動の開花
二章 鎌倉期以降の展開
三章 仏像半島の諸相
一節 七仏薬師と妙見菩薩
二節 房総の鋳造仏と上総鋳物師
三節 房総の仏教画
四節 房総が生んだ法華の傑僧たち
五節 波の伊八
展示替えなども含めると、101点の仏像・仏画などが展示予定で、私が見に行った時は、 約90点を展示していました。(ほとんどが仏像の展示で、市や県の指定文化財の仏像が多かったです。)
気になった作品
1.薬師如来坐像 <重要文化財>
龍角寺所蔵、頭部のみが飛鳥時代の当時のもので、体部は元禄十年(1697年)の補作。「関東の白鳳仏」として名高いそうです。
この画像のような光背は一緒に展示していません。
3.兜跋毘沙門天立像
4.天部(持国天)立像
ともに東光院の所蔵。この2点の毘沙門天と持国天は、一対で、毘沙門天が吽形像で、持国天が阿形像です。
餓鬼の上に乗っている毘沙門天は、見たことあるが、この像は、地天女の両掌上に立つ兜跋(とばつ)形といわれるものは、初めて見た。
9.薬師如来立像
10.十二神将立像
ともに、東明寺所蔵。この2点は、同じ展示台に一緒に展示。薬師如来は、おっとりとしたお顔をしている。12軀の1メートルくらいの十二神将は、どっぷりした体型なので、大きくないのに、迫力がある。
12.十二神将立像
小松寺所蔵。12軀とも、雄々しい感じではなく、ちょっとユーモラスなお顔で、体型もちょっと違和感がある。こんなことを言っては、罰が当たりそうだが、下手な感じだった?
戌神と、未神は、別手の作だそうです。
13.千手観音菩薩立像
解説に一部には、こう書かれています。
『この像の特徴は顔に菩薩面を被る点で、そのことから「覆面観音」の呼称がある。菩薩面は迎講(むかえごう)に使用されたと思われる行道面で、伝承ではあまりに強い本尊の霊力を鎮めるために、慈覚大師円仁が被せたとされる。』
14.二十八部衆立像及び風神雷神像(※画像は、一部分です。)
解説の一部には、こう書かれていました。
『二十八部衆は、千手観音の威力を擬人化したものと入れる作例は少なく、当像のように中世前期以前に遡るものは、ほんの数例が確認されるのみ。』
上段の両サイドにいた、風神雷神が物の怪のようで見ていて面白かった。この作品の二十八部衆は、5体が欠けているそうです。
No.13の千手観音と、No.14の二十八部衆立像及び風神雷神像は、ともに、真野寺所蔵で、同じ展示台にありました。
19.聖観音菩薩立像
小網寺所蔵。
23.薬師如来坐像 <重要文化財>
常灯寺所蔵。光背を含め、2~3mくらい?の大きくて優美な薬師如来。
28.薬師如来坐像
西蓮寺の所蔵。60年に1度、ご開帳されるされる秘仏だそうで、こちらも必見です。
31.四天王立像 (※画像は、広目天)
勝覚寺所蔵。2mくらの大きな4軀の四天王。特に手前にいた増長天と、持国天のポーズがより迫力があるように見えた。
37.釈迦如来立像
正覚寺の所蔵。螺髪でない頭髪が特徴的なお釈迦様。シンメトリー(左右対称)な衣のひだや、細かな截金の模様が美しい。
38.十一面観音菩薩立像 蓮上作
観明寺の所蔵。4本手のある十一面観音は、珍しいそうです。手が4本ですが、フォルムに違和感などなく、美しい。
40.釈迦涅槃像
下出羽区所蔵。絵画などでは、涅槃の作品を見たことがあるが、彫像は初めて見たかも?解説に書いたあったが、彫像の作例は、珍しいそうです。おだやかで、昼寝をしているようなお顔をしていた。
46.伝七仏薬師如来像
東光院所蔵。33年に1度の御開帳の年であるが、今回特別に展覧会での御開帳となったそうで、必見です。
80.十六羅漢図 狩野一信筆 ※5月19日までの展示
大きな二幅の掛け軸。全員インパクトのある羅漢様。1人1人見ていると、面白い。この作品を見ていて、<五百羅漢図>をまた見たくなった。
100.石堂寺多宝塔脇間彫刻 武志伊八郎信由(初代 伊八) (※画像は、<下り竜>です。)
解説の一部には、こう書かれています。
『この十六面の彫刻は、もとは石堂寺多宝塔の東西南北の扉脇間の壁面に取り付けられた。モチーフはほとんど阿吽の一対をなしており、十六面を当初の状態に配置してみると、阿吽二対が上下四面で一つの壁面を構成するように構想されていたことがわかる。』
4面でセットだったので、その組み合わせを書いておきます。<孝子塚、養老の滝、波に犀(阿形、吽形)>、<牡丹に獅子(阿形、吽形)、波・雲に雁(阿形、吽形)>、<松に鶴(阿形、吽形)、波・雲に蓑亀(阿形、吽形)>、<下り竜、上り竜、波・雲に兎(阿形、吽形)>の4組のセットで、左側に口を閉じる吽形、右側に口を開いた阿形となっているようです。
石堂寺所蔵。
101.倶梨伽羅竜 武志伊八郎信由(初代 伊八) ※5月12日までの展示
解説に一部には、こう書かれています。
『本像は、不動明王の化身とされる倶利伽羅竜で、宝剣に絡み付いた竜がその剣を呑み込む姿で表される。岩場で大きく左右で逆巻く波と、竜の体が上昇するダイナミックな動勢は圧巻で、伊八五十三歳の頃の円熟の技量が凝縮された傑作。』
大山寺所蔵。ものすごくかっこいいので、海洋堂あたりが、この倶梨伽羅竜のフィギュアを作ってくれたらなぁ~。って思いました・・・・・。
房総の仏像をたくさん見ることが出来て良かったのですが、最後の方に初代伊八の作品に圧倒されてしまった感じです。
仏像好きの方は、きっと満足される展覧会だったと思いますし、千葉での開催なので、今の段階では、そんなの混雑せずに仏像を見れると思います。
この展覧会も年間ベスト10候補に入る素晴らしい展覧会だったと思いますし、オススメですよ。
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。
ありがとうございます。
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