此花が登場するたびに、気の毒な、あるいは可哀相な名前といわれるハキダメギク。
オオイヌの青い花、においの強いカズラ、と並んでそんな名前の代表格。
wikipediaによると、植物学者の牧野富太郎が発見命名とあるが、弟子が発見し牧野博士が命名したとの説もあるようだ。
牧野富太郎がどんな気持ちで、命名したかわからないけれども、私にはそれほど気の毒な名前とは思えない。
牧野博士の弟子が発見したとして、そのときの模様を想像(創作かな)すると、、、
弟子「先生、新種の菊を発見しました」
牧野「ほほう、小さいね。どこに咲いてたの?」
弟「そこの角の掃溜めに咲いてました」
牧「そうか、、、気づかなかったな」
弟「先生、名前どうしましょうか?」
牧「そうだなあ、掃溜めに咲いていたんだから、ハキダメギクがいいんじゃないか」
弟「掃溜め、、、、、ですか、、、ちょっとなんか可哀想じゃないですか、、」
牧「可哀想なもんか、、、君は「掃溜めに鶴」って言葉を知らんのかね? まさにこの可憐さは掃溜めに立つ鶴のごときだろう」
弟「じゃ、ハキダメニツルギク、、では」
牧「それじゃ長すぎるだろ。寿限無じゃありまいし」
てなことで、掃溜菊となった、、、、、んじゃないかな。
二年位前にも書きましたが、菊の仲間で一番可愛い菊だと思っております。
撮影 8月22日 猪高緑地