Don's Wild Flower Garden

雑草と云う名の草はないといわれますが、「いわゆる雑草」とそれをとりまく自然を中心に追いかけます。

掃溜菊

2019年08月24日 | Flower Garden

此花が登場するたびに、気の毒な、あるいは可哀相な名前といわれるハキダメギク。

オオイヌの青い花、においの強いカズラ、と並んでそんな名前の代表格。

wikipediaによると、植物学者の牧野富太郎が発見命名とあるが、弟子が発見し牧野博士が命名したとの説もあるようだ。

 

 

牧野富太郎がどんな気持ちで、命名したかわからないけれども、私にはそれほど気の毒な名前とは思えない。

牧野博士の弟子が発見したとして、そのときの模様を想像(創作かな)すると、、、

 

弟子「先生、新種の菊を発見しました」

牧野「ほほう、小さいね。どこに咲いてたの?」

弟「そこの角の掃溜めに咲いてました」

牧「そうか、、、気づかなかったな」

 

弟「先生、名前どうしましょうか?」

牧「そうだなあ、掃溜めに咲いていたんだから、ハキダメギクがいいんじゃないか」

弟「掃溜め、、、、、ですか、、、ちょっとなんか可哀想じゃないですか、、」

 

 

牧「可哀想なもんか、、、君は「掃溜めに鶴」って言葉を知らんのかね? まさにこの可憐さは掃溜めに立つ鶴のごときだろう」

弟「じゃ、ハキダメニツルギク、、では」

牧「それじゃ長すぎるだろ。寿限無じゃありまいし」

 

てなことで、掃溜菊となった、、、、、んじゃないかな。

 

二年位前にも書きましたが、菊の仲間で一番可愛い菊だと思っております。

撮影 8月22日 猪高緑地