9月23日に投稿した「海上の森散歩」の記事に、I様からメッセージをいただきましたので、ここに紹介いたします。
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今日は、初めまして。お写真拝見いたしました。もう、お分かりになっているかもしれませんが、9月23日の花の名前は「オケラ」と思います。古く万葉集では「うけら」とか、草本です。よく似た花に「コウヤボウキ」があります。こちらは木本だったと思います。
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万葉集にも登場する花とのことで、調べてみました。
うけらを漢字で書くと、「怵」の左側りっしんべんがない字のようです。
ちなみに「怵」の字は「じゅつ」と読むらしいので、記述や術の字の一部のようです。
で、角川の古語辞典によると、
菊科の多年草。茎の下部は木質。夏、アザミに似た白い花が咲く。根は薬用。また、梅雨のころ、干した根をたいて、室内の湿気を払う。オケラ。
夏の季語。
で、和歌に
戀しけは 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ
とあります。解説はネットに出てますので。ご参考に。
日本人的な歌ですね。
と云うことで、とても勉強になりました。
Iさん、ありがとうございました。