茂原学習塾・予備校塾長日記(誠心学院予備校)

塾・予備校の出来事や内容紹介。
成績の上げ方、日ごろの心構えを
分かりやすく記事にしています。

世界遺産。(バクー市街)

2008年11月10日 | 風景
この世界遺産が設定されているのは、カスピ海沿岸の都市バクー
の旧市街である。城壁内は一般にイチェリ・シェヘル(アゼルバイ
ジャン語で「内城」の意)と呼ばれている。

バクーの町は5世紀頃からあったとされるが、その存在が確認される
のは10世紀以降である。バクーは伝統的に現在のアゼルバイジャン
共和国東部にあたるシルヴァン地方の主要都市で、もともとペルシア
人のゾロアスター教徒の多い街であったが、アラブ人とともにイスラム
教が到来し、さらに現在のアゼルバイジャン人の直接の先祖となるテュ
ルク系の遊牧民が侵入した。

1538年までは、土着の王朝シルヴァン朝が首都としていたが、南のアー
ゼルバーイジャーン地方(現在のイラン領アゼルバイジャン)に興った
サファヴィー朝の支配を受け、さらに1585年にはオスマン帝国によって
征服された。まもなく17世紀にはサファヴィー朝の支配下に戻るなど、
イランとトルコの政権の間で争奪が続いたが、1806年にはカスピ海西岸
を南下してきたロシア帝国によって占領され、ロシア人主導で近代都市
が建設された。

さまざまな民族の支配を受けたことにより、バクーはアゼルバイジャン
固有の文化はもとより、アラブ、イラン、ロシアなどの影響と文化が共
存する独自の景観を持つようになった。


日記ブログランキングに参加中です。
よろしければ下のボタンを押して下さいね。

日記@BlogRanking

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする