オオアバレ

娘は、この狭い椅子に器用な形で座る。

そして、片足を曲げて、膝の所へ、キルト面を当てると、程よい膨らみが出て、これがチクチクする態勢として、「パーフェクト」らしい。

私はとてもじゃないけど、出来そうにもない恰好だ。

フクは、いつも後ろのソファに座っておもちゃを噛んで、大人しくしているのだけれど、たま～に、「かまってチャン」になる。

それが今日だったの。

娘が座っている椅子に飛び移り、遊んで遊んでアピール。



だがしかし、犬とは「アホタレ」のようで、案外賢い。「お手、おかわり」という芸は何度もやらないと覚えないのに、「おやつをもらう」とか「吠えると相手をしてもらえる」と言った自分の要求は即覚えるのである。

今日も、娘の足元で「クワン！」と遊んでアピールをしていた。ダメダメ、ここで遊んでしまうと、これからずーっと要求吠えをする度に遊んでやらなアカンようになるで～～ダメったらダメ！ビームを私が発しているのが分かったらしく・・・・



強行突破だ～！！

「おおよちよち、遊んでほしいのね～」と、ひとしきりボールなぞ投げて遊んでやるハメに陥る娘。

私には絶対しない要求なの。

私が嫌われているのか、それとも娘がナメラレテいるのか、どっちかだな。