お散歩大好き

ボクチンの目線の先には公園がある。



ママは、毎日午後3時半になると、公園へ連れて行ってくれる。

何故3時半かと言うと、仲良し同士で「ええか、3時半にここで遊ぼうな」と犬語で約束しているんだ。

ボクチンは、時間も分かる。ご飯の時間になると、お姉ちゃんにちゃんと吠えて知らせるし、お散歩の時間になると、ママの様子見の為、この狭い椅子の上でママをそれとなく、お散歩に誘導しているのさ。

ママはボクの背後で、書類の山と格闘している。

あんまり根詰めたら体に悪いよ、お散歩行こうよと言いたいけど、残念な事にボクはヒト語が話せない。

止む無く、ママの背後から、キョーレツなビームを発しているのさ。

今日も、漸く察してくれて「あら、フクちゃん待っていたのね。ごめんごめん、そろそろ切り上げてお散歩に行こうと思っていたのよ」と言ってくれた。やった！！



いつもの広場に行くと、みんな待っててくれた。シュナウザー君は双子で、いつも兄弟同士で遊んでいる。でも、今日は兄貴がまだ来ないので、ボクチンの背中毛をむしって遊んでいる。

シュナウザー君は、とっても足が長くて、男前で、羨ましい。

あ！遠くに日本テリア君が来たぞ。テリア君のママは、いつもオヤツを一杯持っているんだ。

で、ボクチンに沢山くれるんだぜ。ああ、早く行かなければ、オヤツ無くなるよ。シュナ君いい加減背中乗るの止めて～～ボクチンオヤツ食べたいよぉ・・・・

この後、ピジョンフリーゼ、パピヨン、プードル、チードル（プードルとチワワのMIXだって！可愛い♪）車いすに乗ったラブラドールおばあちゃんと、時間さえ合えば、みんなと遊べて楽しい。

でもな～、「ノーリードは絶対にしてはいけない」とかで、全員が２０ｍ位の紐付けてんだぜ。それらが一斉にクンズホグレツとオオアバレすると、最後にリード同士が団子になって、逃げる事も、できなくなる。

近所にノーリードで遊べる広場があればいいなあと言うのがボクチンのドリームだ。