お散歩途中のママさんから聞いた話。
テレビの受け売りなんだけどと言って話してくれたのは;
コロナのせいで在宅ワークが増えた。案外それで暇になった人も居た。
退屈なので、「ペットでも飼おう」と、「只今空前のペットブーム」なんだそうだ。
しかし、ワンコやニャンコが可愛く見えるのは、ペットショップのショウケースの中に居る時か
抱っこしてしまった時がピークだそうで。
そのふにゃふにゃして、可愛い顔を見て、思わず大枚をはたいて購入してからは、案外思う通りにならない。
生き物だもの、チッコもするし、フードも食べる。散歩も行かなあかんし、案外手がかかる・・・・ので、公園に捨てる。
という事例が各地で見られるとアナウンサーが言うてたと。
ママさん、綺麗な眉毛をひそめて「こんな事やから、コロナが治まったら、もっと大量の捨て犬捨て猫が増えるらしいねん」だって。。。
数日前に、公園に「フレンチブル」が捨ててあったんだとか。生憎私は遭遇しなかったんだけど。
そうそう、ここに来るトイプーの中でもダントツ小さいティーカッププードルちゃんは、フクの半分位しかないヤンチャ姫だけど、前の飼い主は、引っ越しするんで、次のマンションはペットあかんから、誰かもろて~と言われて、今の飼い主さんが貰い受けたのだった。
飼えなくなる事情は色々ある。けど、飼ったなら、最期まで「覚悟」をして飼って欲しい。
それか「新しい飼い主」を探して欲しい。粗大ごみじゃないので「不法投棄」はアカンて。
前にもアップしたダックスちゃん。今から4年前、我々数人の飼い主が公園で、談笑していた所に現れた。
その時のダックスちゃんは、毛が所々剥げて、おっぱいがだらんだらんで、歩くのがやっとという悲惨な状態だった。
ここから数駅離れた長居公園で大学生が「拾った」んだそうだ。
彼はきっと優しい心の持ち主だったんだろうな。自転車で帰宅途中、前かごに入れたこの子を見て思った。
「あかん、オレんとこのアパートはペット禁止やったし、オレ自分のバイトで精一杯やのに、犬飼う余裕なんてあれへんのに」と。
彼は、途方に暮れて、「そう言えば、あの公園に犬好きのばーさんが集まっとったな」と思ってダックスちゃんを連れて来たのだった。
ダックスちゃんは、我々の仲間の一番の美人さんが、気軽に「え~!?可哀そうに。ええよ~あたしが飼うから」と抱っこ。
「あかんて~、よれよれやんか。きっとブリーダーで産まされまくりで、弱ったから捨てたんやわ、皮膚病あるみたいやし、高齢やし、止めとき~」という我々の忠告も無視して、美人ママさんは、ダックスちゃんを「二匹目の保護犬」として家に連れ帰った。
あれから4年、ダックスちゃんは、綺麗にお手入れされて、予防接種もして貰い、カットもまめにやって貰って、こんなチャーミングなダックスに変身したのだ。
「もう何歳になるのかしら?」と問うと、美人ママさんは、
「えーっと4年前に保護したから4歳!」と言う。ソナコッタナイワナ。保護した時半死半生だったもの。
分かってる、分かっているけど、そう思いたい。
これから「保護犬」が増えるかもしれないけれど、どうぞ、「予想が当たりませんように」と祈るしかない。