息子は、夏暑く、冬寒い、いわゆる3K商売なので、汗をかくので、常にスポーツカットである。
しかし、流石に冬は、寒かろうと、心優しいお母ちゃんは、オパールの高級ウールで、「夜なべをして、手袋じゃなくて、帽子」を編んでやった。
すると、言いにくそうに、「僕は、ウールは、痒くなるねん、アクリルがええなあ」と言いやがる。
あ、そ、ヒト玉¥1800のオパールより、ダイソーがいいのね、とダイソーへ行き、ヒト玉百円の糸を買ってきて、編み機にかけて、筒に編み、両サイドを、ぎゅつと絞って、目分量で半分に折り出来上がり。
「はい、これでいいの?」
「あ、もうできたん?」と被れば、まあ、びったり♪
「洗い替えもいる?」
「いや、ええわ」
ええなら、編むもんか!と双方頑固者同士、そのまま、忘れておった。
さっき、何処からか帰って来て、手に持っているのは、ダイソーの毛糸。
「これで、もう一枚帽子作ってくれへん?
」やて。
あ、このバカチンが!
「帽子用の毛糸買いに行くけど、何グラム要る?」と聞いてから行け!
これじや、ローマ法王のテンコチに乗ってる帽子くらいしか出来んわい。
で、今から私が、追加を買いに行くのである。
最近ダイソーも、テレビで持ち上げられるものだから、早くしないと同色がない事があるのだ。
それにしても、ウールがダメで、アクリルならOKなんて、やっすい頭やな。経済的とも言うけれど。