まだ、私が小学生になったやら、なるやらの頃、古いセーターは、ほどいて、湯のしなる物をして、カサにして、巻き取り、又それを毛糸玉にして、棒針でせっせと編みなおしたものだった。
私が、遊びに夢中になっていると、母親が呼びつけて、両腕に「わっか」になった毛糸の束をからめて、黙々と毛糸玉にしていた。
それが、何個もあると、手はだるいわ、遊びたいわで、この行事がほんっとに嫌だった。
それからウン十年経って、「おなごも手に職を付けにゃいかん」という大号令の元、私は編み物教室に通った。
そこで、買った「かせくり器」これはもう、私にとって「世紀の大発明」である。多分高かっただろうけど、もう半世紀は使っているので、原価償却しちゃったな。
その時一緒に買ったかどうかは覚えちゃおらんが「玉巻器」これも、今と変わらないお値段であった。
この2つの神機は、私の編み物人生で最大の「便利グッズ」である。
特に、まだ若くて貧乏だった頃に買っただけに、愛着もひとしおである。
奥のね、ブラザー印の玉巻器、ビンテージ物(;^_^A
さて、この前「ロールスロイス級の毛糸」を半ダース買った。それが「玉」でなく「かせ」で届いたものだから、まあ、嬉しくて、そそくさとセットして巻き始めた。
するとね~~、ただ、くるくる回しているだけなのにね~~、2~3個巻いたら、右腕がだるんだるんになり、次第にジンジンしてきて、「もう、動くのイヤドス」状態となった。
私も年老いた。老兵は・・・・である。
でも、何とか「玉」にしないと、このままじゃどもならんと、試行錯誤していて出会った、「電動玉巻器」そりゃもうカエルより素早く飛びつきましたとも(;^_^A
糸まきまき
もうね~、スイッチオンしたら、巻き終わる迄スマホでゲーム出来るもんね。
ほんの5分で100g玉一個巻きあがり💛
娘に「ええやろ~、母さん、めっちゃラクになったよ。これでなんぼでも編めるわ」と言うと、チラと一瞥して、
「そないに、機械ばっかし増やして、お母さんがおらんようになったら、どう始末するのん」と怒る。
「をを、そら思いつかなかったわ。そうやねえ、数少ない希望者に着払いで差し上げようか」
「そらいいアイデアやん」
「でも、殆どyoutubeサイトオーナーさんなので、名前知らんしなあ」
「ええって、ええって、YouTubeのアドレスだけ書き残しておいてよ」ですて😞
懐かしいですね。毛糸のかせを両腕に…私も覚えがあります。
ほどいた毛糸は、やかんの口の先に毛糸通しをつけて湯気で伸ばしたり、そんな事もありましたね。
今は、随分色々な機械があるんですね。びっくりしました。
案外重労働だったような記憶があります。
ヤカンの口先に通したり、しましたね。昔の人は、本当に「マメ」だったのです。
それは安価なC国品が台頭したので、今じゃ「編みなおし」なんて、だーれもしません。
私も、今漸く「買いたい毛糸は買える」身分ですが、悲しいかな、気力体力が、年々ダダ下がりです(😿
かせくり器はうちにもありました。
30年前にはまだ使っていた記憶がありやなしや?
毛糸はお風呂のフタを開けて吊り下げていました。
今はもう編み物するパワーがありません。
押し入れから編みかけのセーターがでてきたのですが、そのまま猫のベッドになりました。
お風呂の蓋ですか。完全に蒸気が当てられますものね。昔の女の人は、ご苦労が絶えなかったでしょうねえ。
私は編み物空白期がありまして、今漸く時間が取れるようになって、嬉しくてたまりません。
でも、編み手は、ぐっと減りました。もう買う方がラクだし、安いし。
猫ちゃんのおざぶになりましたの(*_*)
でも、猫ちゃん大喜びじゃないでしょうか?